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O・ヘンリー ラブ・ストーリーズ 恋人たちのいる風景

O・ヘンリー ラブ・ストーリーズ 恋人たちのいる風景

O・ヘンリー ラブ・ストーリーズ 恋人たちのいる風景

作家
O・ヘンリー
常盤新平
出版社
洋泉社
発売日
2009-11-04
ISBN
9784862483867
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O・ヘンリー ラブ・ストーリーズ 恋人たちのいる風景 / 感想・レビュー

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KAZOO

オー・ヘンリーの作品が7作収められています。どれもすべて常盤新平さんの訳で非常に読みやすい感じがしました。すべてが比較的若い男女の話で、ほとんどハッピーエンドの結末です。「賢者の贈り物」は若干皮肉めいているのですが。ほとんど読んだことがあるのですがやはり忘れてしまっていました。このような短編を読むと心が安らぎます。

2019/10/03

アン

懐かしい常盤新平さんの洗練された素敵な訳で。結婚を約束した恋人達が離れ離れに…儚くも金色に輝くタンポポの魔法「春のア・ラ・カルト」。若き冒険家に配られたカード、運命の女神が微笑む「緑の扉」。ブロードウェイの隠れ家でのひと夏の恋「楽園の避暑客」。未亡人が夫の遺産の牧場で幼馴染と再会、牧場の木陰を照らす優しい光「牧場のマダム・ポーピープ」。名作「賢者の贈り物」を含む短編7編収録。ユーモアを滲ませながら慎ましい日常生活の哀歓を紡ぎ、ハッピーエンドの結末に笑みが溢れて。甘やかな幸福感に包まれる安らぎのひと時を。

2023/04/07

帽子を編みます

【O・ヘンリー誕生日読書会'22】今年はハッピー・エンドなこの本にしました。訳者が常盤新平、懐かしいです。どの作品も目にしたことがありますが、細かな表現が読んでいて心躍ります。「緑の扉」のロマンスと冒険の真の追及者である主人公は「投げつけられた手袋はすべて拾ってあらゆる挑戦に応じ、それを楽しい冒険のリストに加えていくのだった」彼が出会った冒険、これぐらいの心意気でなければかなわなかったでしょう。でも彼はきっと落ち着いて周りを見回すことはない人でしょうね。私も片っ端から挑戦を受けてかなえてみたいかも…。

2022/09/21

NAO

【O・ヘンリー誕生日読書会】の一環で。ラブストーリー7編。お目当ての「牧場のマダム・ボーピープ」は、O・ヘンリーにしては長めの話。いくらなんでも、あまりにも話がうまく出来過ぎかなあという感じがする。オクタヴィアも、テディも、かなり打算的で。やっぱり、「春のア・ラ・カルト」が一番好きかな。久しぶりに読んだ「楽園の避暑客」も良かった。

2016/09/29

キムチ

大好きな常盤氏訳。「翻訳家になりたい」と欲したのはヘンリーのお陰とある。子供の頃、ヘンリーの世界は特別だった。何時でも心優しい気持ちにしてくれる。久しぶりに触れた感触は何かしら懐かしさが。7つの短編は何れも煌めくひと時を感じさせてくれた・・≪マッチ売りのストーリー≫の様な。無論、哀しさに繋がるストーリーは皆無だけど。ヘンリーの紡ぐ短編のプロットは天才的。50年前のニューヨークが眼前に再現される。「奇跡の・」の豊潤なブレンド、「春の・」のWのスペル、「緑の・」でルドルフが受けた奇跡、「賢者・」で言う「賢い」

2019/06/13

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