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彼女と彼女の猫

彼女と彼女の猫

彼女と彼女の猫

作家
原作:新海誠
永川成基
出版社
カンゼン
発売日
2013-05-30
ISBN
9784862551825
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彼女と彼女の猫 / 感想・レビュー

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yoshida

新海誠さんの初期作品のノベライズ。映像作品は未視聴。猫と飼い主の物語。4つの連作短編。予想以上に薄い内容だった。新海誠さんの作品では「言の葉の庭」と「秒速5センチメートル」が好きです。初期作品にそこまでの水準を求めてはいけない。後は出版社の売り方に上手く乗せられたか。勝手にハードルを上げて読んでしまった。4人の飼い主を登場させるのではなく、1人の飼い主を掘り下げて書いた方が作品に深みが生まれたと思う。新海誠さんもよく出版を許可したなと思う。商業的に販売する作品と言うより、習作のレベルだと思う。色々と残念。

2021/05/30

ぶんこ

ある雨の日に子猫の白猫チョビと美優が出会い、生き方の不器用な人たちが、猫つながりで幸せになっていく物語。猫が人の言葉を理解しているところ、人は猫の言葉を理解していないところがリアル!なのかもと思いつつ楽しく読了。美優から麗奈とミミ、ミミの子のクッキーと葵。チョビと犬のジョン、ジョンの親友猫のクロ、ジョンの飼い主の志乃さんとクロ、志乃さんの甥亮太と美優と巡り会いが続きます。この人たちが良い人ばかりで、猫に好かれていて癒されました。 チョビとクロの優しい願い事をジョンが叶えてくれたようで、主人公はジョンかな。

2016/08/05

へくとぱすかる

都会に生きる孤独感がパステルカラーのように浮き上がる。そんな人間の姿を横目に猫たちは冷静に、当たり前の日々を生きている。ここでは猫(そういえば犬も一匹、すべての真理を知る賢人のように登場)こそが本当の主人公のような振る舞いをする。人間は猫を飼っているつもりかもしれないけど、猫にしてみれば、うまく人間を利用しているのかも。色の違った糸がうまく絡みあって、精妙な織物になるように、この世界も生きた織物なのだろう。喜怒哀楽のうち、特に哀の色が感じられる詩的物語。それでもみんなの幸せを願わずにはおれない。

2024/02/28

ピロ麻呂

猫の目線とその飼い主目線で交互に展開していく、ほのぼのとしたストーリー☆猫と猫、人と人とがつながりから友達になったり、恋人になったりの連作短編♪僕は犬も猫も飼っていないけど、ずっと一緒にいるとお互いに意思疎通できちゃうのかも(^^)

2016/04/17

秋製 

読友さんの感想より。大半が猫の視点で進むお話。猫好きなら読んで損はないとお薦められたが、私もそうだと思った。 温かくて、少し切なくなってしまう所もあったけどいいお話でした。

2014/03/29

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