吸血鬼には向いてる職業 (ビーボーイノベルズ) (B-BOY NOVELS)

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BL。再読。漫画家シリーズ中、まさかの人外もの。果てしない暇を潰す為の吸血鬼の漫画家の黒田と、オタクな編集者の藍。嫌な奴だった黒田がどんどん藍に惹かれ軟化していく様が楽しい。ただし藍の気持ちが整わない内に身体の関係になったのにはもやっと。オタク気質の藍の頑張る姿が楽しくて終始笑いつつも、寿命の事を考えると辛い気もする。孤独を知っている二人が共に生きるこれからが幸せであることを祈りつつ楽しく読了。作中の漫画家さんは少女漫画しか解らないけど、古典的名作揃いということだけは解る。榎田先生の漫画愛に満ちたお話^^

2018/04/08

青龍

中古書店で購入。面白かった！吸血鬼ものは大好きですが、こういう方向の(コメディ色もある)作品にしてしまうのは、流石です。オタクな編集者受けくん、いいキャラでした。この作家さんは、私と同世代と思われ、学生時代の漫画や小説の傾向も近いようで、文章や台詞の端々に挟まれるネタが、好きです。今回は、あとがきに出典が記されていましたが、一つを除き愛読してます。でも、「エーベルバッハ少佐」はまだしも、「佐武やん」は、読者に通じたのでしょうか？... 通じなくても、支障はないのですが。やっぱり、榎田先生、好きよのさ！

2015/07/25

那義乱丸

マンガ家シリーズ第４弾。読メ始める前の読了本を再読。人外登場ｗ吸血鬼も大好きなので楽しかった！たしかにマンガ家という職業は吸血鬼にピッタリだ。眷属の黒猫・ケイトも可愛いし。終盤で原稿を届けにケイトが走るってネタに吹いたｗ藍のオタクっぷりもとても良い！この物語には藍の祖母の死が盛り込まれ、また、吸血鬼の永遠の命という題材もあり、ドタバタだけでなくほろりとくる場面も…。ダンピール・薔薇原が追い込んだ藍と黒田の衝撃のシーンでは黒田の藍への想いにウルッと来た。黒田、もう寂しくないね。藍と出会えて良かったね。

2018/09/27

Romi@いつも心に太陽を！

コメディとシリアスの配分が絶妙。こんな吸血鬼初めて見たｗ ゴスちゅる気になるわ。榎田さんは漫才的掛け合いの天才です〜。孤独とは喪失感を伴うもの。死の前に永遠に立ち尽くした存在である吸血鬼。終わりのない旅の中、たった一人、映画のように人間の世界を傍観し続ける・・・とにかく描写が巧いなぁ。猫のケイトも可愛かった☆ 地味にピノコギャグの黒田がドツボでした(笑)

2010/11/06

リリー

面白かった♪『ゴスちゅる』という吸血鬼漫画を描く漫画家・黒田×新人編集者・藍。藍の漫画オタクぶりが小気味良く、吸血鬼ものだというのにスポ根的なノリで楽しめました。受がオタクゆえ(？)ラブがあっさりめですが、ノンストレスでテンポ良く読めて良かったです。

2015/06/15