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たんぽるぽる (短歌研究文庫)

たんぽるぽる (短歌研究文庫)

たんぽるぽる (短歌研究文庫)

作家
雪舟えま
出版社
短歌研究社
発売日
2022-02-21
ISBN
9784862726995
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たんぽるぽる (短歌研究文庫) / 感想・レビュー

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fwhd8325

生々しい作品もファンタジックな作品も作家の魂のように感じました。知らずに手にしてみましたが、短歌や、詩は、とても新鮮な気持ちにさせてくれます。

2022/10/04

チャーリブ

初版は2011年。今年文庫版が出たので手にとって見ました。十年前はこんな感じだったのでしょうか。元気で明るい歌ばかり。でも本当は現実の生きづらさに苦しんでいる若い人たちを励ますために詠んだと作者は書いています。ちょっとエッチ?な歌もありますが、ここでは紹介しません笑。私が好きなのは、「劫初から雨が降りつづける星をみんなの代わりにゆくかたつむり」とか、「ながいながい手当てははじまる僕たちが眠ったあとは星が引き受ける」とか、星のうた。夢と元気がもらえます。○

2022/10/04

booklight

【拾読】彼女だけの世界から時々こちらの世界にやってくる。「一人フェス」とはなるほど。●おんなじパックに入れてよかったね、きょうだいらしいあさり二つは。すじ雲のようなシールのはがれ跡 お願い だけどいったい何を。排気ガス脛にかかればなつかしい こうやって合うことはできるの。すきですきで変形しそう帰り道いつもよりていねいに歩きぬ。たこ焼きの手さばきガラスにくっついて見ている 恋がかなわないの。事務員の愛のすべてが零れだすゼムクリップを拾おうとして。たんぽぽがたんぽるぽるになったよう姓が変わった後の世界は。

2022/10/16

まぁみ

タイトルからしてステキ!響がいいもの。10頁までは何も感じず…11頁からツボにはまって大変(笑)。チャーミングなひと。とにかく可愛らしいひと。で、少し不思議ちゃん。この感性は彼女だけのものね。追いかけます!/気に入ったページに歯形つけるでしょ これはいもうと これはあたしの/おまえよく生きてるなあと父がいうあたしが鼠にいったことばを/枕辺の本にしおりが二枚あり君はすすんでるほうのしおり/角膜のなかには雪が降るという画家になるしかないいもうとよ/次は、ほむほむの『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』だな笑

2023/07/23

あや

とても前向きなオリジナリティに富んだ歌集だと思いました。詩も素敵。北海道を詠んだ歌が好きです。

2023/06/27

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