人を助けるとはどういうことか――本当の「協力関係」をつくる7つの原則
人を助けるとはどういうことか――本当の「協力関係」をつくる7つの原則 / 感想・レビュー
速読おやじ
社会的経済学(人間関係でいたわりと感謝や、貢献とメンツの交換など)と社会劇場(社会生活の中で役割を演じる)という二面から対人関係を捉えるという考え方を表している。人を助ける際に、専門家や医者的なアプローチの他に、”プロセス・コンサルテーション”が大事だという。公平な関係を築き、どんな支援が必要かを明らかにしてゆくのだ。ついつい、「ああしろ、こうしろ」的な助言をしてしまいがちだが、全く役に立っていなかったり、メンツをつぶす事もあったりする。問題を前提とせず、純粋な問いかけから始めるのが良いそうだ。
2021/05/06
もちもちかめ
めいろまさんのツイートから。これは読んでよかった。支援をしたいという欲が出るのは、立場がワンアップするから。社会は等価交換の経済政治と、それぞれの立場や役割の演劇が絡む。良い支援は、相手の面子を潰さずに、支援を等価交換できること。支援は交換できる価値のあるもの。…これだけ教えてもらっただけでも、本当に価値のある読書でした。ありがとうございます。
2018/09/05
はるき
支援=福祉のイメージですが、社会で生きる全ての人に当てはまります。補い合う、支え合う、あくまでもお互いの趣旨をすり合わせたうえで。勉強になります。
2020/04/29
Yuma Usui
支援者と被支援者の心理的立ち位置の違いや、支援者の3つの役割を考慮し具体的な支援の方法を教えてくれる一冊。専門家、医師、プロセス・コンサルタントの3つの役割を意図的に切り替える事が被支援者の目的を達成するのに有益という内容。後半になるほどビジネスシーンでの解説が増えて興味深く読めた。普段の状況でも、例えば道に迷った人から目標地への行き方を聞かれたときはそれに答える前に最終的な行き先を尋ねることが大切との指摘は目からウロコだったので心に留めておきたい。
2019/11/20
魚京童!
そういうことが知りたいんじゃないんだよなー。
2015/11/03
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