謙虚なコンサルティング――クライアントにとって「本当の支援」とは何か
謙虚なコンサルティング――クライアントにとって「本当の支援」とは何か / 感想・レビュー
香菜子(かなこ・Kanako)
謙虚なコンサルティング――クライアントにとって「本当の支援」とは何か。エドガー・H・シャイン先生の著書。コンサルティングと謙虚は両立しにくい。コンサルティングは傲慢で高圧的で上から目線で高飛車で自信過剰になりやすい。才能が有って経験もある自分が教えてあげているという上から目線。謙虚なコンサルティングは難しい。謙虚なコンサルティングは存在しないのかもしれない。でも本当に求められているコンサルティングは謙虚なコンサルティング。
2022/12/16
ともひろ
一時話題になった本で、興味があったので読んでみた。文書がくどすぎてなかなか読み進めない。押し付けのコンサルティングはダメということです。
2018/01/27
Hiroo Shimoda
パーソナルな関係を作り、具体的な質問を使い自ら答えを出してもらう。今トライしていること一致していて参考になるが、ケーススタディばかりで少し消化不良。
2021/10/02
Yasomi Mori
支援者として、相談相手の問題解決を実現するための条件を理論化した本。コンサル業に関わる人だけでなく、リーダーや教師、親の立場に置き換えても有効で、複雑化した現代においては、「問題を解きほぐす」営みに価値があるということが分かる一冊。/具体的な手法としては、1.個人的な信頼関係を築き、2.解決に必要な知識や技術が自明でない問題だとクライアントとともに認識したうえで、3.相手の悩みを好奇心と共感を持って聞く、4.それを通してアダプティブ・ムーブを一緒に決める、という流れ。
2019/09/30
牧神の午後
流石の良書。ただ一点、キーコンセプト「アダプティブ・ムーブ」が定義されていないことを除けば(笑)。僕の理解では発想の転換というか問題に対する新たな視点の獲得ないし、より本質的な方向での問題の再定義が近いのかと思う。コンサルティングは問題解決ではなく、解決の手助けをすることでしかなく、そのためには顧客とレベル2と筆者の言う良好で親密な関係を築く必要があるのはまさにその通り。そして「なぜ人と組織は変われないのか」と同様、捉え方を変える必要のある問題に共に対処するには、このような関係が前提になるのでしょうね。
2017/10/09
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