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ドゴールの核政策と同盟戦略: 同盟と自立の狭間で

ドゴールの核政策と同盟戦略: 同盟と自立の狭間で

ドゴールの核政策と同盟戦略: 同盟と自立の狭間で

作家
山本健太郎
出版社
関西学院大学出版会
発売日
2012-01-01
ISBN
9784862830999
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ドゴールの核政策と同盟戦略: 同盟と自立の狭間で / 感想・レビュー

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わび

再読。ドゴール政権の外交政策について分析した研究書。核戦力の整備やNATO軍事機構からの離脱など、ドゴールがひたすら自立性を追求した背景について、19世紀のアドホックな同盟関係を理想と見ていたいう指摘があり、なるほどと膝を打つ。その限りでフランスも完全に米欧同盟を否定はしないし、一方の米側もドゴール外交の限界をよく見抜いて、抑制された対応に努めているのも面白い。また、第三極を形成しようと西ドイツに接近した際に、盟主の意識と対独恐怖心から、自身が批判する米国と変わらない振る舞いをしてしまうのは本当に渋い。

2020/05/30

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