アリの背中に乗った甲虫を探して: 未知の生物に憑かれた科学者たち
アリの背中に乗った甲虫を探して: 未知の生物に憑かれた科学者たち / 感想・レビュー
Phycology
生物の中でも甲虫の種類がきわだって多いことを受けて、彼は答えた、「創造主たる神は、甲虫を偏愛されているのでしょう」と。(p128) 絶えず未知のものへの探求心だけで、生物学の発展に寄与してきた科学者たちの偏愛と情熱を熱く、興味深く語っているこの本は本当に素晴らしいと思います。MIcrobiology発見、細胞生物学、遺伝子のお話もナイスです。
2010/07/11
斑入り山吹
素晴らしい本だ!意欲作。しかし、この題名はイカンと思う。原題だってこんなんじゃない。副題が正しいんだよな。副題を気に留めないで読んでしまったものだから、ああそういう話だったのね、と気付いたのは半分近くも読んでからだったよ。新説が出てきて受け入れられるかそうでないのか、歴史が証明する。後世になればあれが正しいのだ、とかトンデモだ、とか分かるけれど、その時代にいると分からないんだ、というのが実感できる話。生物学を外からではなく中から見ている視線が楽しい。もう一回強調するが、この本は素晴らしい!!!!
2011/03/21
yooou
☆☆☆★★ とっても面白かった。リンネの逸話等これまで知らなかったことが沢山ありました。
2011/08/07
やいまゎ
細胞共生説のリン・マーギュリス博士は2011年11月に73歳没、ノーベル賞は間に合わず!
2012/07/12
みい⇔みさまる@この世の悪であれ
☆×4.5…ページ数は多めですが、それに見合うだけの充実感を得ることができました。表題に出てくるところの章もまた面白いのではありますが、私は深海に出てくる生物のところが非常に面白く感じました。前々から興味があったもので。まだまだ多くの生き物が名前すらない現代。もう研究はし尽くされたといいますが、まだまだだと思います。多分ほぼ「終わることのない」探求の世界だと思います。
2010/09/10
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