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あくがれ: わが和泉式部 (ウェッジ選書 45)

あくがれ: わが和泉式部 (ウェッジ選書 45)

あくがれ: わが和泉式部 (ウェッジ選書 45)

作家
水原紫苑
出版社
ウェッジ
発売日
2012-05-01
ISBN
9784863100978
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あくがれ: わが和泉式部 (ウェッジ選書 45) / 感想・レビュー

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双海(ふたみ)

永遠の恋を宿命づけられた王朝随一の歌人の生涯を描きます。本書の参考文献に保田與重郎『和泉式部私抄』を挙げてあるのを見て、やはり水原さんは信頼できる現代歌人だと思いました。

2014/03/16

浮草

恋多き女といわれ、兄弟宮と関係をもつ。歌は文字数が限られていても、掛詞や本歌取りなどでたくさんの心情を伝えられるものなのだなと改めて実感。他国の恋の作法をよく知る訳ではないけれど、後朝の歌や来ない恋人に歌で訪れを乞うなど、本邦では言葉の力が恋愛力だったのね。

2015/07/30

denden

我が偏愛する歌人・紫苑さまによる和泉式部の伝記小説、知られている和泉式部の伝記に作者の想像と、残されている和泉式部の短歌からの読み解きを交えた不思議な世界が拡がる。 正直、短歌が好きでも作者に偏愛を抱くものでなければ読み通すのは結構辛い。男では尚更のことである。語られるのは平安歌人の恋物語を中心とした、女性の伝記である。

2021/09/11

yumiko

素敵な恋の歌が多く、大好きな和泉式部。恋多き女と言われた彼女の歌は、千年以上もの時を超えても、変わらない思いの切実さと深さで、私達の心をぐっと掴みます。「白露も 夢もこの世も まぼろしも たとへて言へば 久しかりけり」

2013/05/02

禁酒パンヤ

和泉式部の伝記です。こんなに激しい恋をした女性だなんて知りませんでした。恋に生きながらも、それを歌への創作に変えてしまう。歌人の水原さんだからこその視点で、とても興味深く読みました。

2013/03/06

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