アジア多情食堂 (わたしの旅ブックス)
アジア多情食堂 (わたしの旅ブックス) / 感想・レビュー
Karl Heintz Schneider
「谷根千」の編集者だった著者が50歳を過ぎてから巡り歩いたアジアの旅日記。歴史のあるところ、海の見えるところ、大都会でないところ、世界遺産でないところ、著者が好むのはそういう有名ではない場所ばかり。でもそういう場所にこそその国の本質が見えるのかも知れない。もちろん食欲をそそる各地の食べ物もふんだんに紹介されている。「世界中、普通の人が食べているものが一番おいしい。」この一文に著者の食事に対するポリシーが凝縮されている。名物にうまいものなしと言う言葉を思い出した。観光客用につくられたものは所詮客寄せなのだ。
2023/03/27
tetsubun1000mg
「谷根千」という雑誌の編集者というので聞いたことが有ったので選んでみる。 「多情食堂」というタイトルで食のエッセイと思っていたら、どちらかといえば旅と人との出会いのエッセイという感じだった。 仕事の下調べや旅行エッセイの取材では無いようなのに、一般人からしたら物凄い頻度で東南アジア各地へ旅しているのに驚きだった。 しかもだれだれからのの誘いで行くというケースがほとんどのよう。 人付き合いの幅と濃度がわれわれの基準とは全然違うのだろう。
2023/04/13
BKK
まさに旅日記。 しかも、普通のガイド本よりディープな旅。 一般人が経験できない旅で、羨ましいと思ってみたり… 旅行に行きたいな〜
2023/06/04
Shimaneko
著者に関する知識ゼロの状態でタイトル買い。「五十歳を過ぎてからめぐり歩いたアジアの旅の記録」という表紙折り返し部分のコピーそのまま、紀行エッセイというより、もっと個人的なおばさんの旅日記もしくは備忘録といった趣。ぶっちゃけ文章はあまり上手くないし、同行した知人や現地で紹介された○○さんなど固有名詞の連発に、しばしば「それ誰?」状態に陥るも、実際に行ったことのある街が多々登場するので、そこは楽しめた。マカオとか台南の安平とかウブドゥとかハノイとか、もう二度と行けないかもしれないなーなどと思いつつ。
2023/08/02
むさみか
著者は地域雑誌『谷中・根津・千駄木』を 創刊された方 他にも歴史的建造物に造詣がふかいので 旅日記になかでも 建物についての知識が面白い その反面 ちょっと失礼かもしれないが いい意味で おばちゃん力があって ずけずけっと行く感じがいい(笑)
2023/06/12
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