ナショナル ジオグラフィック傑作写真 地球の真実
ナショナル ジオグラフィック傑作写真 地球の真実 / 感想・レビュー
ゆみきーにゃ
《図書館》ナショジオの写真は本当に素晴らしい。自分がその現場に実際にいる気分にさせてくれる。動物たちの写真は躍動感に溢れており本物を生で見ているようにリアリティを感じられる作品になっている。ただただ感動。
2019/07/09
モリー
「目は口ほどに物を言う」とはこのことだと思った。表紙に選ばれた写真の中の少女と目を合わせてみてほしい。しばし目が離せなくなるに違いない。だが、それはミス・ユニバースに選ばれるような美しい女性から目が離せなくなるのとは全く違う意味でである。少女の顔は汚れ、身に纏うショールは破けている。にも関わらず目が離せなくなるのは、その瞳に宿る「尊厳と自信そして不屈の精神」が目を合わせた者に伝わるからだと私は思う。ナショナルジオグラフィック誌は、地球に暮らす人々の姿を紙面で伝えるが、一度の取材で写真家が撮る写真の枚数は↓
2021/05/25
GAKU
120年以上の歴史を持つナショナルナル ジオグラフィック誌。その中から95点の傑作写真が掲載されています。表紙の少女の表情に惹かれ読んでみました。心に響く色々な国の人の写真。絵画をみているような美しい自然界の写真。躍動感あふれる動物たちの写真。どれも素晴らしい写真ばかりでした。ちなみに表紙の少女は、アフガニスタン難民のキャンプで1984年に撮った、難民の少女です。彼女のまなざしが印象的です。撮影したカメラマンは2002年に、内戦をくぐり抜け大人の女性となった彼女と再会できたそうです。
2016/02/06
Shoko
満月が昇り、夕日の残光を浴びて辺りが一面ピンク色に染まる中、ゾウの群れが水辺に集まる。その切り取られた一瞬は、夢のような光景として、見る者の心に深く刻み込まれる。(p.64)ナショナルジオグラフィック協会は1888年1月設立、ナショジオ誌は同年10月に協会の会員向けの機関誌として誕生した。130年以上の歴史があるものとは。2代目会長は電話の発明者グラハム・ベル。「世界とそこにあるすべてのもの」協会の使命としてベルが答えた言葉どおり、「写真の力」で広く世界の人々にその素晴らしさ、美しさを伝えてくれる。
2021/04/22
けんとまん1007
一枚の写真は、数万ページの本にも勝る。あるいは、数時間の動画にも勝る。そんな可能性・力を実感する。視覚からくるもの。また、静止画は、動画では流れてしまう一瞬に籠められた真実が映し出される。凄まじい現実からくるもの、綺麗な本乙にあるのかというような風景、動植物の輝き・・・いろいろある。しかし、この表紙の1枚のように、やはり、人が存在するものが、こころにくる。そんな中でも、やはり、表紙のこの1枚。コメントにもあるように、過酷な状況を見てきただけでなく、明日への決意、力強さ、尊厳をすら感じてしまう。
2016/02/09
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