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こぼれる

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作家
酒井若菜
出版社
春日出版
発売日
2008-06-01
ISBN
9784863210677
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こぼれる / 感想・レビュー

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Shinji

酒井若菜さんの小説デビュー作ということですね。グラビアアイドル、女優さん等、肩書きを考えれば読むにあたってのハードルを下げてしまいそうなんですが、そんな事はなかったですね。自然体の文章に丁寧ながらも大きく切り返すプロットにも好感をもちました。雫にしろ大介、島田にしろ、人を好きになる事には罪はなく1つの面しか見れなかっただけで、周りや裏は自分だけじゃ届かない.. ルービックキューブの表裏面をコンセプトにした事も読了時にストンと腑に落ちましたね! 人間らしさがよく著された良作でしたよ♪

2016/10/15

みかん

元グラドルで現女優の酒井若菜の処女作。登場人物4人の視点からの不倫とある事件の物語。本当に人間関係はルービックキューブみたいで、今ある面に夢中になっている時は、反対の面がぐちゃぐちゃになってしまっている。鋭い視点と優しさが染み込んでくる本だった。読みやすい文章と携帯小説のような展開と台詞量でテンポ良く一気に読めたが、もう少しの複雑さが欲しいな。普段読書をしない人向けかも。

2020/02/14

ゆきちゃむ

”物でも人でも、角度を変えて見れば全然違う存在になるのに。”雫は私の想像する若菜ちゃんという感じでした。桜の季節が終わる前に読めて良かった。20140409-51★★★★

2014/04/09

ラク

会話部が多く,短時間であっさり読めた。恋愛話をベースに人の複雑な感情が雫・大介・島田・千尋・津村家と,章ごとにそれぞれの視点から描かれていた。読みやすく,綺麗な表現の詰まった一冊だった。

2012/02/21

スノーシェルター

あの酒井さんだったの!?と、読み終わってから気付くwでも変な先入観なく読めたから良かった。どちらの女性の気持ちにも、すごく感情移入してしまった。ありがちだけど、書き方がうまい。

2011/01/21

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