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空の冒険 (翼の王国books)

空の冒険 (翼の王国books)

空の冒険 (翼の王国books)

作家
吉田修一
井筒啓之
出版社
木楽舎
発売日
2010-08-30
ISBN
9784863240285
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空の冒険 (翼の王国books) / 感想・レビュー

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あつひめ

飛行機の座席に置かれている機内誌。どのくらいの人が読むかはわからないが、旅の邪魔にはならない…どちらかと言えば、旅を楽しもう、私にはどんなことが待っているだろうと言う思いと、旅先から日常に戻る時、浮かれた気持ちを鎮めるような、また、旅先での出来事を重ねるような1冊の中の素敵なショートストーリーの数々。さらっと読めるのは旅の途中で、読む読み物だからだろう。TPOにあった文章と言うのもあると思う。 吉田修一と言う作家に興味も持った。自宅の窓を全開にして旅気分で読んだ。

2013/07/29

pukupuku

前半は軽~い感じの短編集。あんまり心に残るのはなかったけど,旅の途中にぱらぱらと捲るにはちょうどよさそう。後半のエッセイには,心惹かれるものがありました。うまく言えないけど,吉田さんの持つ信念とか空気感のようなものが,私は好きだなぁ。飄々としているような感じなのに愛があるような,そんな印象を受けました。

2016/06/19

R

短編小説とエッセーを収録した一冊でした。どちらも、暗くならない、朗らかとした内容で清清しく読めました。特にエッセーのほうは、旅についての語りが多くて、様々に出かけた先でのエピソードや、旅そのものの楽しさ、出来事を楽しそうに書いていて、読んでいるだけで旅に出たくなる。小説も、短い中で、さっと気持ちが動くような内容で、事件が起きたとかではなく、人間生きているとこんな瞬間あるなぁと共感できるようで楽しかった。寝る前にシャワー浴びるか浴びないかは、浴びない気持ちがわかる派だけに興味深かった。

2018/05/23

にし

エアライン旅立ちな一冊。前半12編の小説は吉田修一版ショートショート。なにせ機内誌、文字数に物足らなさを感じつつ哀愁やジレンマを入れながら最後は離陸する飛行機の様に頭を持ち上げ気持ちを上向きにさせる。うまいな~。後半エッセイは読みどころ。特に最後の「『悪人』を巡る旅」は制作エピソードも収録され映画悪人を見た人なら興味深いかも。機内誌にこの内容ANAさんのセンスにも脱帽。

2013/08/26

Satomi

ANA機内誌「翼の王国」掲載の短編小説とエッセイ。刺激的なドラマがあるわけでもなく、感動的なストリートが待ってるわけでもない。それでも、何かが始まりそうな…もう既に何かが動き出してるような…空に飛び立つ時のワクワク感、まるで恋に落ちたかのようなドキドキ感。あぁーイイ♪

2014/10/04

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