ダーウィンの子供たち 上 (ヴィレッジブックス F ヘ 3-3)
ダーウィンの子供たち 上 (ヴィレッジブックス F ヘ 3-3) / 感想・レビュー
RIN
前作『ダーウィンの使者』からずいぶん経っての続編にようやく取り掛かる。前作でウィルス感染から母胎に取りつき進化した「新人類」が生まれ出す、という事態に襲われた世界のその後の話。旧人類VS新人類、一世代で急激な世代交代が起こる、という辺りは高野和明氏の『ジェノサイド』とやや似た設定だが、個々の絆メインの『ジェノサイド』に対し、本作はもっと政治力学的な対立が主眼、のような気がする上巻。いささかまどろっこしい展開ではあるものの期待しつつ下巻へ。
2013/04/04
roughfractus02
前著『ダーウィンの使者』(原題Darwin's Radio)では情報を受信拡散するRadio(受信機)さながら、一世代に圧縮された進化の遺伝プログラムの垂直移動と同世代間の拡散の水平移動というダーウィニズムに反する逆行が描かれた。その際ミステリ風の語りも、伝染病なる現象の原因を遺伝プログラムに特定する物語の後半で真理を追究する役割を科学に譲る。本書上巻での語りはファミリーロマンス風に変わり、テーマも真理の科学的追究から異なる者に対する政治に移る。親と異なる子供の隔離はなぜ起こるのか?共生を拒むものは何か?
2018/08/22
yukio
ウィルスによる新人類の誕生と偏見。だけではなさそう。このあとどうなる。下巻へ続く。
2011/04/23
みろ
新人類誕生、なんだけど旧人類からの風当たりがきついよ…
2011/01/18
たかみ
第1部の終わり方に驚愕。そして続く。
2010/10/30
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