アイスマ-ク (赤き王女の剣)
アイスマ-ク (赤き王女の剣) / 感想・レビュー
まこにぃ
雪氷の小国に君臨する若き女王は南の大国である帝国の侵略に北への避難を余儀なくされる。 旅路で様々な種族の同盟者を集め帝国に立ち向かう。一巻では辛くも勝利を納めたところで話は終わっている。 「神は創造物のなかでもお気に入りのふたつの種族がいつの日か話せるように」ユキヒョウ族とヒト族に同じ言葉を授けた。これにはバベルの塔を連想させられた。特に心に留まった一節でもある。 実は7、8年前に一度読了済。館の片隅で見つけ良作だったと思い再読。
2018/03/29
Rei Miyano
惜しい作品という印象。神秘的なものの理性への勝利、がアウトラインであろうが、何処かに作為を感じる。それが気になって没頭できない。分厚い本は好きなんだけどな…
2013/10/11
入江大和
読書記録から記載。
2007/10/02
真白
大陸に侵される国、狼に豹や、吸血鬼。 こんな本を待ってた!とばかりに読みました。 この装丁の方が取っ付きやすいんでしょうけど、前の装丁も美しくて好きだったんですけどね・・
阿悠
序盤は翻訳っぽいぶつ切りの文章が気になり(訳のせいではなく、おそらく原文のせい)、テンポ悪く感じて中々読み進めなかったが、物語が動き出してからは一気に面白くなった。ウェアウルフ、森の民(指輪物語のエント的な)、ヴァンパイア、ユキヒョウ、魔女など、ファンタジー界の多民族が同盟を組み、科学を掲げる侵略者たる帝国から国を守る。主人公のシリンは最初は王族ゆえの傲慢さが少し目立つ描写だったが、後半は軍を率いる女王としての才覚が存分に発揮され、気持ちよく読める。相棒のウォーロック、オスカンとの掛け合いも微笑ましい。
2018/04/08
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