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うさと私

うさと私

うさと私

作家
高原英理
出版社
書肆侃侃房
発売日
2016-09-04
ISBN
9784863852327
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うさと私 / 感想・レビュー

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浮遊

「ファイン/キュート 素敵かわいい作品選」で読んで以来ずっと待ってたうさとみきのお話。甘く柔らかく秘密めいているのに何処か切ないふたりの日々をこっそり覗いている感覚。忙しく過ぎていく日常に疲れ心が折れそうになったときは、ダンゴムシのように丸まって眠る。スレて千切れそうになったときには、猫のあたため隊がくるまで待つ。冷えた心にぴったりと寄り添ってくれるいるだけうさぎのうさ、かわい。

2016/10/24

みほ

赤ん坊を抱いたときの身体の熱とか、愛犬の肉球の匂いとか、もう薄れつつある懐かしい重さを思い出しました。必要とされるって幸せだよなぁ。

2016/09/08

空の落下地点。

愛し合うことは社会性を失ってゆくこと。「つきしい」などの造語がゆるくて面白い。いるだけで許されるのは庇護対象者だけなので真面目には受け取らないこと。私にとっての「ねこ見」は花見のようなもの、毎分毎秒花見です。「いつか行こ」なのは今すぐ行く必要がないほど満たされているから。働かずに自分を認められるのが、資源が無料の半野性だからだとしたら、人間も野性だったらよかったのに!!!!

2021/09/11

可愛さにもいろいろあると思うんですが、なんと言うか衝撃的な可愛さ、みたいなものがあると思うんです。かなりの速度を持って物理的に頭の上に落ちてくるような(でもふわふわ)。それは雪舟えまさんのいくつかの短編が思い浮かぶけど、『うさと私』もそうなのかな、でも少しニュアンスが違う気もするし…。うう…ん。むずかし。しかたない。まるくなろう。

2016/10/29

ひなたのひかげ

まみりを感じる

2016/11/27

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