としごのおやこ (現代歌人シリーズ23)
としごのおやこ (現代歌人シリーズ23) / 感想・レビュー
貴羽るき
分かち書き、ひらがなの多用、など既存の短歌のリズムを崩して独特の詩型をつくっている。子どものことを描いた文芸作品って「こどもかわいい」に終始してしまってとくに子ども好きでもない人間からしたら「だから何ですか」と聞きたくなるものになってしまいそうなんだけれど、この本は読んでいてまったくそう思わなかった。子どもって面白いんやなと素直に思った。作者の世界の捉え方と詩型ががっちり組み合わさって最強になったかんじ。
2018/09/11
うたかた
かなしみに焦点をあわせていたんだ さがしはじめる 喜びの語彙 途中から涙がポロポロ溢れてしまった。
2018/07/20
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