短歌ムック ねむらない樹 vol.1
短歌ムック ねむらない樹 vol.1 / 感想・レビュー
ぐうぐう
短歌ムック『ねむらない樹』創刊号。とても読み応えがあった。若手の歌人達をフィーチャーした企画が多いのがいい。「新世代がいま届けたい現代短歌100」の「選歌を終えて」での座談を読んでいると、SNS世代の軽やかさが心地よく感じられる。反面、「ニューウェーブ30年」と題されたシンポジウムでは、ニューウェーブの定義を巡った論議において、その主体がぼやけていけばいくほど、当事者である四人のこだわりが強く感じられ、閉じていく感覚に苛まれる。(つづく)
2018/09/06
かふ
「眠らない樹」というのは、笹井宏之の短歌から来ているようだ。「ねむらないただ一本の樹となってあなたのワンピースに実を落とす 笹井宏之」 イメージしては孤独な歌人の歌の夢が見知らぬ読者(あなた)に手渡す歌の種という相聞歌だろうか。その関係性があわい恋のようで、夭折した歌人の言霊を後世に伝えたいという気持ちが籠もっているネーミングだと思う。 創刊号は、それぞれの人の思いがこもっているから読み応えはある。一番面白かったのは、特集「ニューウェーブ30年」の対談かな。現代短歌の流れを理解できた。
2022/11/06
Tenouji
短歌の今を知るために、ちょこっと読んでみた。
2018/09/17
メルキド出版
「羽」(テーマ)杉倉葉
2018/08/07
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楽しい本でした。 聞かせてよ決まり文句を そうしたら決まり文句で夜を育てる/宇都宮敦 小説の終わりに咲いている花の香りをいつまでもかいでいた/佐々木朔 元気で、と祈りを口にしてしまい会話としてはおかしかったかな/原田彩加
2018/07/31
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