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私と鰐と妹の部屋

私と鰐と妹の部屋

私と鰐と妹の部屋

作家
大前粟生
出版社
書肆侃侃房
発売日
2019-03-21
ISBN
9784863853577
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私と鰐と妹の部屋 / 感想・レビュー

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くさてる

53の掌編が収められている。すいすいと読みやすい、はずが、その突飛な設定と奇妙な展開、なのに根底にある不思議なほどの冷静さのようなものにいちいちひっかかってじっくり読みました。基本はちょっと不思議な文学系かな?と思わせて、ぞっとするほど怖い話がポンと入ってくるので、まいりました。面白かったです。

2019/07/27

まるよし

ショートすぎて良さが伝わらないです!せっかく各々のテーマは良いのに。この作者は中編向きですね。テーマのフラグメントを見せられている感じで、もっと膨らませてほしいなーと言うのがいくつもありました。

2024/05/12

ともこま

今気になる作家の一人。超短編なので、あっという間に終わっては次の物語と続いてゆくが、人に対しての優しさや悲しみだったり、思いやりみたいなものを感じる物語が多く、また生者、死者、植物、動物、創り物との境界線が無い心地良さも感じた。著者の作品を他にも読んでいきたいと思った。

2021/03/14

つくし

酸素とは全く違う空気で呼吸しているような不思議なショートショートでした。ひと呼吸が胸に詰まったりやけにすっきり体内を循環したり、しかし理由は説明できなくて、「なんとなく」のかたまり。ほんとうは悲しかったりつらかったりするかもしれない話が飄々としていたり、これは暗い話かと思ったらとてもポジティブだったり。

2020/07/16

湯豆腐

最初は短編のほうがいいなと思ったけれど、読み進めるうちに書き手も読み手もうまく掌編のモードが確立していけてよかった。

2019/03/31

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