短歌ムック ねむらない樹 vol.4
短歌ムック ねむらない樹 vol.4 / 感想・レビュー
かふ
先に『ねむらない樹vol.5』を読んだのだが(図書館本だから借りられていた)、vol.5はリニュアル号となっていて、5号でリニュアルとは短歌雑誌も大変だなと思ったのだが原因として売上減少が考えられるが、この雑誌のメインは笹井宏之賞と思うのだ。随分気前がいい賞で、大賞には歌集出版と個人賞もそれぞれあって雑誌に掲載される。 それでも売上低迷なのかとも思う。短歌ブームとか、それは一部のことなのか、と思った次第。https://note.com/aoyadokari/n/nb85c949967b0
2022/12/14
かりん
4:《じっくり味わう短歌ムック。》中断挟みつつ、時間をかけて読む。頼綱さんの遺歌集の話が印象的。 再入場禁止のライブ会場に閉じ込められている三時間/まったりと生きてる海のいきものを高速再生するの やめなよ/はまぐりのスープへ何度も心臓を差し出したくなるような平日/水族館(アクアリウム)にタカアシガニを見てゐしはいつか誰かの子を生む器/産むならば世界を産めよものの芽の湧き立つ森のさみどりのなか/わたしたち人から貰った名で生きて微笑まれるから微笑み返す/うん。何も変わっていない私は悩む処女から悩む非処女へ P
2020/10/13
chacha子
るんたか。
2024/03/02
yumicomachi
2020年2月1日発行。充実した熱い内容に引き込まれる。第二回笹井宏之賞の発表と選考会はもちろん興味深かったし、「短歌とジェンダー」についての特集はとても考えさせられるものだった。また、佐藤弓生と濱松哲朗による往復書簡は、胸が痛くなるほど繊細で論理的だと思った。短歌作品もどれも魅力的。全体としてこの号は、当たり前のようにある「権威」や「マジョリティー」(濱松の書簡から引用すれば「従来的なヒエラルキー構造や多数決原理」)を疑いそこから逃れそれに抵抗するという姿勢や方策が丁寧にさぐられている一冊だという印象。
2020/05/17
すずちう
載ってます。
2020/02/01
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