半睡
半睡 / 感想・レビュー
ぽち
わたしが氏の文章を読むようになってからはもうそろそろ30年近くという時間を経ようとしているのだけど、30年といえばずいぶんと長い時間なのだけど、30才の男性がそこにいたとすればわたしは彼を青年、と認識するだろう、もちろん30年と言っても生まれ落ちてからの時間を数えた30年と、識字及び読解能力を身に着けやや俯瞰し道具のように扱うわたしの30年とでは等質ではないから、わたしはもう老齢に差し掛かっている心持ちなのだけれど、30年を経ればと、あなたは「」。
2021/10/31
しゅん
夏目漱石の『夢十夜』を、不眠症へと反転させる。筒井康隆と保坂和志が同居するような微妙な雰囲気で読む者のイメージを浸らせる本書。男性と女性の関係が村上春樹的。なのはきっとわざとだろうが、なにかを間違えてしまったという感覚を抱えながら、それに浸らないという距離感がでている。というと少し安っぽいかしら。自分が長らく不眠に悩んできた人間だからか、眠りを扱った小説が存在すること自体が少しうれしい。
2024/07/20
夕暮
まだいろいろ咀嚼できていないので、オンラインセミナーで著者本人からきいた話も踏まえて、感想をかく。保留
2021/11/11
刻青
優れた物語はぼくを「わたし」にする。おそらくは優れた追憶も。しかし、読むのはあくまで「ぼく」だ。つまり、そのとき「わたし」はどこまでが「わたし」で、どこからが「ぼく」なのだろうか。それとも「わたし」は存在しない?追憶の中のあなたは、ほんとうにあなただろうか?それはわからない。読むことも書くことも、絶対に一人の行為でしかないからだ。それでもぼくは「あなた」を思い出す。「ぼく」以外を探しつづける。証明するために。たしかに、それは存在していたと、信じるために。その先をつづけるために。
2022/09/23
r
ちょう、おもし、ろい。
2021/11/15
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