談志の落語 五 (静山社文庫)
談志の落語 五 (静山社文庫) / 感想・レビュー
おさむ
お下品で、差別もあけすけ、放送禁止用語のオンパレード。なのに、心のそこから笑えて元気を貰えるのは、如何に現代社会の言葉が生活感を失っているということの証左ではなかろうか。寝床や文七元結、孝行糖などの名作も全て談志の色になるのは流石です。
2016/06/07
やまねっと
このシリーズは談志の落語が読めるというのが1つの売りだが、噺1つ1つの最後に書かれている芸談(解説)が読めるのが売りであっていいと思っている。評論家ではない落語をやってなおかつ評論した談志らしい解説が読めるのは素晴らしいことだと思う。 阿武松なんかは他の演者よりもくどいと思うが、解説を読んで納得。文七元結なんかも納得。談志が落語というのを体現している。続刊も楽しんで読みたい。
2019/07/24
サンジ@灯れ松明の火
今回はわりかしバカバカしい話ばかりでわかりやすい落語が多くたくさん笑わせてもらった。そんな中『阿武松』ではちょっとした人情噺にウルッっとしてしまった。談志さんの生声で聞いた事は無いけれど想像で面白いし艶っぽいのも上手だったんだろうなぁ〜『芝浜』で泣けるんだから(笑)
2012/05/10
OMO
面白さ:○ 興味:○ 読みやすさ:○ 新鮮さ:○ 文学的云々:×
2023/12/18
悠々人
『文七元結』の談志の解説(?)が面白いですね。 まさに、「落語は人間の業の肯定」ですね。
2015/02/20
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