日本を騒がせた10人の宗教家 (静山社文庫)
日本を騒がせた10人の宗教家 (静山社文庫) / 感想・レビュー
小鈴
聖徳太子から始まり、麻原彰光に終わるこの本は、「偉大な」な宗教家ではなく、「騒がせた」ところがポイント。私は戸田城聖に興味をもった。かの有名な人間革命は城聖について書かれた本なんですね。読んでみようかな(-.-)y-~~~。ちなみに、城聖の地元にある創価学会の墓地は有名な桜の名所。
2011/04/19
すうさん
初めに私の興味のある聖徳太子、空海についてだったから食いついて読んでいたが、新しい発見はなく、そのあとだらだら読んでいたら随分かかってしまった。時代が近代に向かうにつれて、「大きな影響」というよりも「お騒がせ」の方が強くなり、最期はオウム真理教の麻原彰晃で終わった。著者自身も、法然や親鸞、蓮如などもいれるべきだったと書いているが、もっと知ってほしいという意味で、円仁や一遍、フランシスコザビエルなどを書いたのだろう。楽しくは読めたが、著者の本ならば「宗教消滅」や「教養としての宗教事件史」をお薦めする。
2016/09/28
しゅんのすけ
聖徳太子、空海、円仁、一遍、日蓮、ザビエルから平田篤胤、出口王仁三郎、戸田聖城、そして麻原彰晃まで、かくも我が国の歴史は宗教家たちに騒がされてたとは!さまざまな意味で宗教の影響が排除されている現代社(特にニュートラルで無機質な戦後日本)から観ると意外に感じる。
2019/01/15
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