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イッカボッグ

イッカボッグ

イッカボッグ

作家
J・K・ローリング
松岡佑子
出版社
静山社
発売日
2020-11-24
ISBN
9784863895966
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イッカボッグ / 感想・レビュー

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Ikutan

ハリーポッターの作者、J.K.ローリングさんがコロナ禍の子供たちに向けて、オンラインで無料公開した物語。イッカボックという怪物の伝説があるコルヌコピア王国を舞台にした壮大な物語。世界一幸福な国と言われたこの国が、腹黒い二人の側近と愚かな王様によって、どんどん荒廃していく。立ち上がったのは四人の子供たち。勇気や友情を描いたワクワクするストーリーは、子供はもちろん大人でも夢中になれます。正義と悪。嘘。因果応報。考えさせられることも多し。物語を彩るのは子供たちが描いたイラスト。そのレベルの高さにびっくりでした。

2021/02/06

☆よいこ

児童書。王国ファンタジー。心優しいが愚かな王様が側近の貴族に丸め込まれて、いつの間にか国が衰えていく。虐げられた子供たちは何とか逃げ出し、困難を乗り越えて悪者を倒し、国を救う。古典児童文学で見たことあるような王道ストーリー▽悪賢い貴族が嘘を重ね、国を思いのままにしていくところがとても歯痒くてイラつく。苦難のストーリーずっと続くので、逆転劇が始まるまでが長い。そこは少しバランス悪いかも▽イッカボッグの正体が意外だが、子供達にはウケそう。「生まれ継ぎ」を理解できるかがポイント。▽長編にせず1冊完結が嬉しい。

美紀ちゃん

面白かった。児童書だが大人も楽しめる。 この話も、ハリーポッターの映画チームにぜひ映像化して欲しい。 不敵なフレッド王。愚かすぎる。そしてそんな王様にはたいていダメな(悪知恵の働く)家来がついて回ることになっている。 スピットルワースは悪い奴で、次々と悪い考えが稲妻のようにひらめいて、物事はどんどん悪い方に進んでいく。そこが面白い。 イッカボッグがケンケンしている(片足で歩いている)と誰かが言い出してから、めっちゃ面白くなり、ぐんぐん読んだ。 「生まれ継ぐ」っていうのが素晴らしい。 感想はインスタに!

2020/12/26

みーちゃん

子供向けのおとぎ話なのに、深いものが沢山詰まっているなと思いました。 所々に挟まれた子供たちの絵は、文の一部分を切り取ってそこから想像を自分なりに膨らませられていて、とても素敵だなと思いました。 優しさは優しさから生まれるんだということを全体を通して教えてくれた、良いお話でした。

2022/07/17

けんとまん1007

希望を持ち続けることの意味を考える。登場する子どもたち、そしてイッカボッグが象徴するもの。ファンタジーでありながら、そこにとどまらないものを考える。そこは、読む人次第で、どうにでも変わりうるもの。最後は、自分を信じることの大切さ。

2021/12/08

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