神州魔法陣 上巻 (都筑道夫時代小説コレクション1)
神州魔法陣 上巻 (都筑道夫時代小説コレクション1) / 感想・レビュー
スターライト
時は徳川の時代。独楽を武器として自在に操る巳之吉、幕府の密命を受けたらしき浪人内藤端午らと、世の中を乱そうとする死から甦った平賀源内一味とのたたかい。江戸から京へと東海道をかけていく物語は、当時の風俗も交えて描かれていてそのあたりも興味深い。巳之吉らを取り巻く人々も個性的で、上質なエンタテインメントに仕上がっている。
2015/04/20
K・ITO
本文挿絵があの橋本治なのでまとめ読み…氏の多芸多才ぶりがスゴイ♥
2019/02/18
角
このところ都筑道夫の再読&未読消化を時々進めている。いや全然進んでないのであるが。本書も橋本治の挿し絵に惹かれて読み始めて……いや面白い。かっこいい主人公達、死んでも死なない敵、まさかゾンビが出てくるとはとニヤニヤしながら読み進むが敵の企みが全く読めず、これからどうなるかはさっぱりわからないうちに舞台は江戸から街道へ。これでまだ道半ば、下巻はどうなることやら。関係ないが、西村京太郎の『無明剣、走る』を思いだし、読み返したくなった。それにしても、橋本治の絵はしびれるほど良い。
2015/05/04
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