安倍晴明『簠簋内伝』現代語訳総解説
安倍晴明『簠簋内伝』現代語訳総解説 / 感想・レビュー
トリオネア
面白かった。方位、日の吉凶、十干十二支、五行、納音、宿曜など。専門的ではあるが難しい所はない。風水といえば隠宅が基本と思っていたが、中韓と違い日本では、死んだ肉親は祖霊と一体化し、漠然とした集合的な霊になるとの観念が一般的で、死後も個性が存続し子孫に禍福をもたらすという観念が無かったので、簡便な陽宅風水が主流になったらしい。俳人・種田山頭火の山頭火は30種ある納音からとった名前だが、生年では楊柳木になるようだ。
2018/12/02
眉毛ごもら
これは安倍晴明が書いたと言われる陰陽術の秘伝書という形式の陰陽師+αたちが練り上げてきた技術の結晶である。暦の話が多く大体が何かをするのに良くない日である。後の時代にはやばめな日を選別して忌日を決めたというがそうするのも納得レベルの忌日オンパレードである。道教仏教神道のハイブリッドとして暦を選別して人々を守るお仕事が陰陽師。神様に祈願したり神降ろししたりするけど式神とかは実はちょっと違うのである。家相や宿曜道とかは辻褄が合わなかったりなんか追加したんじゃないか疑惑もあるがちょっとワクワクした。浪漫の本だ。
2021/03/13
甲斐祐貴
暦法、風水、八卦などの内容満載の本。
2018/05/16
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