洋書>Kafka on the shore (村上春樹英語版シリ-ズ)
洋書>Kafka on the shore (村上春樹英語版シリ-ズ) / 感想・レビュー
かな
面白かった。久しぶりに物語にワクワクした。なぜオイディプス、なぜ魚の雨、なぜ夏目漱石、なぜカーネル・サンダース、なぜトランス・ジェンダー、なぜそう終わる?と何故なぜだらけだが、不可解さを残さない小説なんて、小説じゃない。肉親を結ぶ血、到達点を持たない暴力など、抗いようのない力に振り回される人のちっぽけさと直向きさ。複雑な物語には暴力的で空恐ろしい側面もあり、読後は口の中に微かに血の味を残すような生々しささえ。それなのに強く引き込まれるうねりを持つ爽快な物語だった。(自分の語彙と表現の貧困を今また痛感。)
2015/06/12
めろんぱんな
初めて、洋書をちゃんと理解しつつ読み切ったと思う。4ヶ月弱かかったけれど。10年以上前に日本語で読んでいたのでストーリーの流れは知っていたものの、細かいところはすっかり忘れていて、展開を楽しむこともできました。文章が簡単で私でも読めたし、会話も多いので英語の勉強にもなってありがたかった!オーストラリアで人に借りて、主人公と今の私の現実がまるでリンクしているかのようで気に入って買い取って、オーストラリアを出る最後の日に読み終わるという、なんと運命的な♪出会えて良かった!一生モノかもしれない。
2016/07/27
由以子
日本語版を読んだ後なので読みやすかった。
2015/10/06
とくま
×P32。 頑張って何しろ最後までと思っていたけど、あまりにも時間かかってしまうので、今はちょっと。
2018/12/29
Tomoko
今いろいろ考えてる時期だからこそ大学生の時に日本語で読んだときとまた違う感覚で読めた。 一人の人間だけど、物語は誰かと共に紡がれていく。
2014/06/08
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