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遺魂

遺魂

遺魂

作家
鈴木邦男
出版社
無双舎
発売日
2010-09-30
ISBN
9784864084390
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遺魂 / 感想・レビュー

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ぐうぐう

三島由紀夫は「右翼とは、思想ではなくて純粋に心情の問題である」と言った。そういう意味で鈴木邦男は、三島と、三島になろうとした野村秋介の心情を必死で探ろうとしている。その鈴木邦男の熱い想いは、それこそ心情となることで、二人の心情が鈴木の中で現在も継承されていることが、本書を読むと理解できる。そして、やがてその心情は、右や左といった立場をも超え、理解されるだろうことを、鈴木は信じているに違いない。

2010/11/20

南註亭

元・一水会代表、(新右翼系)プロレス評論家である鈴木さんが正面から三島由紀夫と野村秋介という2人の憂国の士について語った本です。これまで知られなかったエピソードもいろいろと書かれていて非常に興味深い1冊になっています。気がついたことをいくつか。野村さんが引き受けた二十一世紀書院は丸山実がやっていたのではない。「三島ホモ説」について福島某とか堂本正樹の言を紹介したり現役のオカマの話しを紹介しているが、鈴木さんはミスリードを信じただけだと思われる。ともあれ、三島、野村両氏理解のためには好著といえる。

2012/03/28

DAMASIOLOGY

日本を憂いて、自ら命を絶った男達。三島由紀夫と野村秋介。彼らは後世に何を残そうとしたのか。彼らの死を忘れる様にして、根拠無き社会の安寧を盲信する日本。戦後日本の在り方に命をかけた両氏の精神は歴史の中で埋没しようとしている。三島由起夫関連書籍に興味のある方にはおすすめ。

snakedoctorK

三島先生はやはり烈士である まだまだ勉強しなければいけない 鈴木先生ありがとう

2010/11/17

オドラデク

些末な事実は別にして、三島事件は別に謎ではない。美学に殉じた(ウヨクは認めないだろうけど)という至極単純な行動だと思う。

2011/08/03

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