ウォーキング・デッド
ウォーキング・デッド / 感想・レビュー
みや
ゾンビパンデミックに襲われた世界で田舎町の警察官が生存を目指すサスペンス。同名ドラマの原作コミック。漫画版もゾンビとの対決より絶望的状況下での人間ドラマがメインで最高に面白い。第1巻はシーズン1~3の序盤までの内容だが、ドラマに出ている人物がいなかったり、性格や人間関係が違ったり、後々まで生きる人が呆気なく死んだり、展開が随分異なる。パラレルワールドに迷い込んだみたいで、比較する楽しさも味わえた。絵が不安定なのは困るけれど、ゾンビの腐乱具合が良い。ゾンビは血が流れないせいで生きている時より早く凍るらしい。
2020/08/15
そら丸
ゾンビの描写も最高だが、人間たちのドラマがとにかく読みごたえあり!400ページを越える大作だが充実した読書体験ができる作品だと断言しよう!TVシリーズも傑作だが、原作と大幅に違っているので両方楽しめる。既に2巻が出ており読むのが楽しみ。長期シリーズ希望!★★★★☆
2012/03/18
ジョニーウォーカー
「ゾンビ映画とは、単なるホラーではなく、極限状況におかれた人間のドラマである」という著者のコメントに深く共感。全米大ヒットドラマ『ウォーキング・デッド』の原作コミックである本書も、まさにそんな人間たちの姿、生き様、心理模様を克明に描いた傑作。ドラマではまだシーズン1しか観ておらず、かなりの先の内容まで知ってしまいショックだったが、それでも満足度は十分。アメコミはテンポが早い。あの『アイアムアヒーロー』1巻分が5~6Pに集約されている感じ(笑)。値段がちょっと高いのでレンタルか古本がおすすめです。
2011/12/02
爺
三千円って漫画一冊にはちと高すぎねぇ? そう思っていた時期が俺にもありました。内容も分量も、読んでみると全然高くない。読むのに数時間かかった。ほとんど小説を読んでいる感じ。日本のゾンビ物では主人公が高校生くらいの若者が殆どだが、本書では妻子持ちの警察官。ドラマ版は未視聴だが、これが原作なら余程酷い改竄がなければ面白くなりそう。国土の広く、銃社会のアメリカならではの物語展開とも思えて面白い。コマ運びや描写が日本漫画とはかなり違うので最初は戸惑うが、すぐに慣れた。だがトニー・ムーアの絵の方が好みだったな…。
2016/06/13
ist
どんなに世界がゾンビだらけになっても、文明が滅んでも、人間が何人か集まってグループができたら必ず内輪もめを起こし、人同士で殺しあう。人間は愚かだ。昏睡から目を覚ました警察官リックが世界の現状を認識して、人と出会い家族と再会し、仲間を得るも、裏切られ騙され、いざこざを起こしそれでも生きていく。ゾンビ映画を3本くらい見たようなボリュームだった。この原作からドラマ版が生まれたらしいが、そちらは未視聴。LOSTを思い出した。ドロドロ人間関係。
2014/04/23
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