絶望名人カフカの人生論
絶望名人カフカの人生論 / 感想・レビュー
馨
共鳴するところも沢山あった。ネガティブな事、不幸と感じる事、絶望がカフカにとってのそうであるように、生きる力となることもある。
2012/12/11
ちょこまーぶる
カフカっていう人物の人となりをわかった気がする。彼の本は過去に「変身」しか読んだことがなかったが「変身」からは分からなかった。少しずつ読んでいったが、一遍一遍が結構納得できることが多かった。中でも、15章の「病気に絶望・・・していない」が一番心が引かれましたね。病気になった人にしかなかなか理解できないかもしれないが、何故かすんなり入ってきたんだよな。時々、ページをめくって読んでみる本に出会いました。
2012/07/23
優希
やっぱりカフカはいいなと思います。ネガティブで絶望的な言葉のアフォリズム集ですが、共感するというか同調するというか。劣等感に満たされている世界ですが、このマイナスの世界に飲み込まれるのは決して嫌いではありません。
2018/04/16
みゃーこ
カフカ絶望しすぎやろ。悲観のるつぼで自らを責め苛む自分を表現する、ここまで突き抜けると一周回って笑えてくる。「こんなふうに寝たり起きたりを繰り返し、その間にとりとめないことを考えるのだけが僕の人生なのだ」とトコトン暗い。こうなってくると逆に力をもらえるのが不思議だ。というのが本書のコンセプトであるが、左ページの解説は不要。
2014/01/29
抹茶モナカ
カフカの手紙や日記からネガティブな記述を抜粋した超訳本。ここまで神経質だったのか、と、しみじみ思った。生きる事に疑問が出ていたので、ヒントが欲しくて読んだ。ダウナーな音楽が気持ち良い時があるように、気持ち良く読めた。絶望的な自分の内面あれこれをここまで正直に書けるのはさすが。
2016/10/15
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