猫返し神社
猫返し神社 / 感想・レビュー
えか
山下洋輔さんの猫ブログを一冊にまとめた本。主な登場人?物は、山下家で当時飼われていた、三匹の猫。出戻り先で、親兄弟から、いじめられて山下家にやってきた難民猫のアーちゃん。ジャズ仲間、林栄一さんの所で産まれ、山下に貰われ、山下に一番なつくキャンピロバクター持ちの三毛猫ピロちゃん。山下行きつけの蕎麦屋田堀の店の裏で産まれた気の強い、唯一のオス猫リーちゃん。山下洋輔の猫遍歴から、アーちゃんが🌈虹の橋を渡るまでの猫者ヒストリーが山下文体で綴られます。
2023/07/30
tomi
「猫返し神社」とは立川にある「阿豆佐味天神社」の異名。著者の猫が失踪した際にお参りした翌日に戻ってきて雑誌で紹介したことから有名になったとか。ジャズ界の巨匠も猫にはデレデレ。猫たちがピアノの上を歩いて出した音を楽譜に起し「鋭い感性にあふれている」なんて絶賛している親バカぶりがすごいです(楽譜が読めないので、どんな前衛音楽が出来上がってるのかちょっと気になりますが)。
2014/05/06
くみ
【猫本を読もう読書会】山下さん、こんなに猫好きだったんだ!とびっくりなエッセイ。自分のとこの猫さんに限らず居酒屋の軒先に野良猫一家が住み着いたと聞くと保護したり、もらわれていった先の先の家まで猫巡礼するなど、猫愛に溢れてます。悲しい過去を持つ「あーちゃん」を「ブルースの分かる猫」と賞賛するのはさすが、ジャズミュージシャン。タイトルはとある神社に「迷子猫の帰還願いをしたら帰ってきた」ことから。猫愛が満ち満ちた一冊でした。
2019/02/27
宇宙猫
★★★★ 「猫返し神社」の由来は、家で猫が帰ってきたからと著者が勝手に紹介したから。後利益って人の思いなんだな。ピアノに猫をのせて出た音を楽譜におとすのは音楽家ならではで、聞いてみたくなる。「猫」か「ネコ」かのアンケートは色々な考えが読めて面白かった。
2022/03/31
くるぶしふくらはぎ
ここのところ毎年初詣に行く神社が、なんと!?私としては衝撃の真実に、驚愕です。でも、やっぱり、新年は、こちらに初も出に行きますよ。だって、我が家の愛猫も、こちらにご祈願したら返ってきましたから。山下さんの猫ブログをまとめたエッセイ集。みなさん、ねこバカばかりなり。我が身を棚に上げて、笑える笑える、滑稽な猫愛溢れる山下さんの周囲の方々に共感しきりです。山下さんのお知り合いの「ロバ」の松本さんも猫派だったんですね。存じ上げませんでした。そば屋の「田堀」、夫を誘って散歩のついでに食べに行こう!
2016/10/23
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