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マンガで読む絶望名人カフカの人生論

マンガで読む絶望名人カフカの人生論

マンガで読む絶望名人カフカの人生論

作家
平松昭子
頭木弘樹
出版社
飛鳥新社
発売日
2015-06-24
ISBN
9784864104111
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マンガで読む絶望名人カフカの人生論 / 感想・レビュー

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カフカという作者の名前は聞いたことがあったが、人となりは知らなかった。様々なことに対し絶望する様が描かれており興味深い。絶望を感じている時に読むと、さらに深く読むことができるかもしれない。

2021/12/26

カフカの生き様を漫画にて。知っている内容ではあったけど、やはり彼の絶望感にはどこか笑ってしまう部分があります。あそこまで絶望を極めるのは病んでてもなかなか難しいですね。極めすぎて自分の病気をも結婚を断る口実に出来て喜んでいるのも皮肉だけど面白いです。

2016/03/06

ねこさん

最初に『変身』を手に取った時、カフカ本人が確信している妙な深刻さ、誰かに伝えたがっているこのメッセージは自分には向けられていないな、と思いながらダラダラ読み終えてしまった。この「絶望名人カフカ」という形容に、時を越えて何かしっくりくる予感がした。案の定、いま『変身』は面白かったんじゃないかと思っている。荒いのにカフカの着ているスーツの仕立ての良さが伝わってくるような、平松さんのタッチのフィット感も良い。その深刻の骨細さ、「モテ」の入った柔らかく魅力的な人の体温が、人間カフカの人間くささにすごく合っている。

2020/06/05

ロア

「ぼくは朗読することが、おそろしく好きです」と恋人への手紙にも書いているくらい朗読が大好きなカフカ。その声は、静かで繊細で美しいテナーだったそう。ある時、処刑機械の出てくる自作の『流刑地にて』という短編を朗読した際、あまりにも朗読が上手すぎたため、処刑機械の描写の凄惨さに何人も失神者が出て、逃げ出す人も続出したんだって。すご過ぎるよカフカ。。。「フェリーツェ(カフカの恋人)がキスのためにぼくに向かってきたとき、悪寒が走った…」とか、不意を突かれて吹き出してしまうエピソードがいっぱいです(^ω^)

2016/09/24

olive

目と目で通じ合うことが苦手で恋人と上手におしゃべりできないが文通では饒舌、5年間で幸せだったのは5日とは恋人に対して失礼だぞ!カフカよ。でも、人づきあいにも絶望し孤独にも絶望する気持ちはわかるよ。こりゃダメだと心が叫んでいる時、カフカと一緒に絶望するのも悪くないな。

2020/01/11

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