伝わる! 修造トーク 文庫版
伝わる! 修造トーク 文庫版 / 感想・レビュー
赤い熊熊
「呼吸以外に空気を出すのはお尻の穴だけ」それはそれは是非とも締めておいて頂きたい穴ではあります。「緊張したらダースベイダーになれ」修造に出会って、幼き頃の錦織圭の世界は大きく広がったに違いない。なるほどと思うページも多く、むしろ笑えるポイント抑えめででしたが、やはり面白く、一気に読了してしまいました。
2016/01/25
G-dark
あつい本です。厚くはないけど熱い!わたしは特に、「人の心を動かそうとするよりも、〝自分の心がどれだけ動いたか〟を伝えることが大事。(中略)自分の言葉で話すことです」という文に共感。どこかで聞きかじった他人の表現を使い、巧みな言い回しを真似したとしても、「自分自身の言葉」としての実感が無ければ、「あの人は上手な話し方をしていたけど、つまらなかった」と相手に思われるだけですものね。自分の気持ちを自分の言葉で一所懸命に伝えることが大切。「緊張は〝本気になっている証拠〟と考える」という言葉も好き。とことん熱い本!
2020/01/28
よしよしニャンコ
修造氏のエッセイとして読むのであればとてもおもしろい。特に、『面接で活きる「決断力」の磨き方 〜メニューを開いたら5秒で決める〜 』(p215)は電車の中で読んでいて笑いをこらえるのが大変だったし、優柔不断な私は是非実践したいと。ただし、ハウツー本としては、全体的に掘り下げ方が甘いような気がする。例えば、「説明よりも感想を伝える」と言われても、何の感想も持てないことが多いから困っているわけで。読み終わった後にはあまり内容を思い出せない。
2016/01/10
patapon
今回の冬季オリンピックでもリポーターとして大活躍だった修造氏。普段からどれだけの事前準備とイメトレを行いタイミングを見計らって選びつくした言葉をかけているのか。ちょうどこの本を読んだ後だったのでとても興味深く見ました。真摯に思いを伝える能力の高さが修造氏の魅力だと思う。
2018/02/27
千木良
松岡修造さんが試行錯誤しながら身につけた「話し方・聞き方」の工夫60項目を紹介する、ある種の啓発本。「修造ワールド」と言われるほどのキャラクタあってこそと思える部分はありますが、天然に見えても確り考えている人なんだなぁ、という思いです。ひとつひとつは、他の「話し方」本でも見る内容だったりしますが、「松岡修造」というフィルターを通すことで、ある種の吸引力を身に着けた言葉になっていると感じました。個人的には、アスリートへの取材の場での雰囲気がわかる部分が興味深かったです。
2016/10/26
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