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NHKラジオ深夜便 絶望名言

NHKラジオ深夜便 絶望名言

NHKラジオ深夜便 絶望名言

作家
頭木弘樹
NHK〈ラジオ深夜便〉制作班
根田知世己
川野一宇
出版社
飛鳥新社
発売日
2018-12-11
ISBN
9784864106573
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NHKラジオ深夜便 絶望名言 / 感想・レビュー

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青乃108号

文豪の著作から【絶望】に関する数々の名言を【絶望名人】との対談形式で解説しながら紹介したラジオ番組の書籍化。絶望に継ぐ絶望。群れでやって来る絶望。恐ろしい。さすが文豪。興味深い名言が数多く収録され、出典の作品を読んでみたくなる。シェイクスピアはちょっとハードル高いけど、芥川龍之介は知っておこうかなと思った。来るべき【絶望】に備えて。

2022/10/29

yomineko

絶望の代表は太宰治。昔の文豪は何かにつけて絶望し数々の名言を残している。付箋を沢山付けつつ読んだ。彼は若くして亡くなっておりかなり昔の人と思われがちだが何と昭和の巨匠松本清張先生と同い年らしい。明けない夜もある。倒れたら倒れたまま。絶望したっていいんだと勇気づけられる。難病で13年も闘病しておられた頭木さんだからこそ文豪の苦悩を深く理解している。生きる意味、生きがいなんてなくてもいい!という言葉に感動した。誰だって絶望しているし落ち込んでいる。そんな時にお笑いを見たいとは思わない。この本を読めばよいだけ!

2023/08/20

抹茶モナカ

絶望に関する文豪の名文を肴に、2人の病気持ちが対談するような感じの本。名言集を期待するとハズレ感は強いものと思われる。頭木さんが難病で入退院を繰り返した13年間にカフカを読み込んだ方なのだけれど、学識者というのとも少し違って、学究的というより、入院の体験談が際立って面白い。2人のやり取りも何故か笑ってしまうところもある。僕も2ヶ月半だけれど、入院生活を経験したので、その記憶が蘇って、その共感が強い。何か、落ち込んだりして、読書なり、趣味の何かを深めるキッカケを得て、人としての幅が広がる感じ。その結果の本。

2019/04/15

♡ぷらだ♡お休み中😌🌃💤

名言といえば、前に進ませてくれるような素晴らしいイメージがあるが、絶望名言とは? 気になり手にとった。本書は、NHKラジオ深夜便のコーナーを収録。文学紹介者の頭木さんと川野アナの対話形式で、カフカ、ドストエフスキー、ゲーテ、太宰治、芥川龍之介、シェークスピアの文豪6人の絶望名言を紹介。悲しいときには悲しい曲を聞きたくなるように、辛いときには絶望的な言葉が身にしみる。なるほど納得。 シェークスピアの『「どん底まで落ちた」と言えるうちはまだどん底ではない。』(リア王)「明けない夜もある」(マクベス)が印象的。

2020/06/14

たまきら

読み友さんの感想を読んで。まったくリンクできない絶望のカタチから、胸が痛くなるほどつらい絶望まで様々な言葉が並んでいて、選んだ人のセンスを感じます。一番共感できたのは前向きな絶望・ゲーテ。年を取るにつれて彼の言葉が身に染みるようになってきました。十代のころ読んだ「若きウェルテルの悩み」での個人的な絶望名言は「Must it ever be thus-that the source of our happiness must also be the fountain of our misery?」です。

2023/09/09

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