「カエルの楽園」が地獄と化す日 文庫版
「カエルの楽園」が地獄と化す日 文庫版 / 感想・レビュー
金吾
○現実味はましてきている話だとは思いますが、その問題認識を多くの人が保持することは、マスコミ、教育、政治、国民性のおかげで困難なのだろうと考えます。どのような考えであれ、自分で考えて判断していくことをしないと意味がないとも感じました。
2022/12/15
Tomomi Yazaki
コロナ禍で図らずも危機意識の薄さがトップクラスということが露呈してしまった日本政府。その情けなさに更に厳しい追い打ちをかける本書。これを読み、危機感を覚えない人はいないと思う。習近平を国賓として迎える?恐ろしいことに、カエルの楽園の通りのことが今、進行している。誰が悪いのか。国際情勢に無関心な日本国民か?政治家か?野党か?与党か?安倍総理か?とにかく今のままでは確実に悪い方向へ向かっているのは間違いなさそう。一人でも多くの人がこれを読みそれに気づいたら、一筋の希望の光が見えてくるかもしれません。
2020/07/02
大先生
リベラルな人にこそ読んでほしい一冊。我々日本人は平和ボケしているかもしれません。本書を読めば、【日本が中国に乗っ取られるなんて荒唐無稽だ】とは言い切れなくなります(汗)。特に第3章「中国はなぜ日本侵略を企むのか」は必読ですね。中国国内には「生存空間」(=水と空気と土地)が足りないので、国際的な非難を浴びても、それを国外に求めざるを得ない切迫した事情があるわけです。男女比のバランスが崩れて男が余っているという事情も。本書の主張に全面的に賛成するかは置くとしても、水と安全はタダではないことを思い出すべきです。
2021/11/10
ロボット刑事K
一々考えさせられ、一気に読むことができませんでした。例えば尖閣諸島、スプラトリー諸島、ウィグル等、中国の狼藉は、何も自分で図書館やネットで史料や文献を紐解いて調べなければ正誤が検証できないなんてものではありません。全部日々のニュースや新聞で報道されてることです。何が腹が立つって、中国より、こうした日本の危機に無頓着だった自分に腹が立ちます。残念ながら朝日新聞の吹く笛で踊らされてる日本人は、カエルどころかオタマジャクシです。☆4つ。偶然にも著者の一人である石平氏の連載が産經新聞で昨日から始まりましたね。
2021/08/02
隠れて読書
正直、暗くなる。でも直視すべき現実だ! 4年前に出た百田尚樹『カエルの楽園』が現実味を帯びてきているという趣旨の、石平との対談。『カエルの楽園』は平和を唱えていれば平和に暮らせると思っているツチガエルが、凶暴なウシガエルに国を乗っ取られるという寓話。 何かをしてあげたら(譲歩したら)恩義を感じるのではなく、『もっと奪える』というのが中国人のメンタリティ、という根本的な考えが印象的だった。 右寄りと思われてもいい。この危機感をもって国会議員、マスコミを見つめねば。
2020/06/03
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