ぼく モグラ キツネ 馬
ぼく モグラ キツネ 馬 / 感想・レビュー
ヴェネツィア
なかなかによくできた絵本ではある。まえがきによれば、対象年齢は8歳から80歳まで。まあ、そうだろう。「ぼく」の前に「モグラ」、「キツネ」、「馬」が次々に現れる。彼らの語ることは、時に哲学的に響いたりもする。大いに感動したり、強く共感する人も多いだろう。ただ、私自身はというと、ひねくれているのか、それとも人生を長くやり過ぎたからか、どうしても斜に構えてしまう。なんだか胡散臭いとまでは言わないが、少なくても素直に享受することはできない。意地悪く言うと、やはり能天気な世界観に見えてしまったりするのである。
2024/01/30
starbro
アメリカ、イギリスで100万部を超え社会現象となった 異例の大ベストセラー、川村元気初翻訳ということで読みました。荒削りながらインパクトのある絵と含蓄のある言葉の数々で、読み応えのある絵本です。 http://www.asukashinsha.co.jp/bookinfo/9784864107587.php
2021/03/17
馨
テレビで取り上げられており読んでみました。モグラ、キツネ、馬と出会った主人公。この動物たちは作者の友達だったんだ。大切な友達から大切なことを沢山学んで、なんて素敵な友情なのかと思えました。助けてって大人になったら言わなくなるし言えなくなる。とても強くて勇敢な言葉です。言えるような強い人になりたいなと思いました。
2021/06/06
kou
どのページを開いても、温かい絵と言葉が待っている素敵な本だった。どの世代が読んでも、心に響くと思う。この先、何度も読み返したい。
2021/11/07
やすらぎ
思う存分、夢を追いかければいいのに、なぜかそれができないんだ。もう遅いのかな。見失っているだけでどんなときにも美しいものはあるはずなのに。自分って難しい。唯一内面を知れる存在なのに、比べたりして悲しくなって、嫌なことを考えて辛くなって。みんな多分だけど、そんなこと思っていないのにね。別にいいんだ。ぼくは助け続けるから。みんなが立ち止まれば進むし、それがやさしさにつながるって信じているから。微笑みが親しみを、親しみが幸せを生むって。でもたまには弱さが出てくるんだ。普通じゃないけど特別でもないから不安になる。
2023/01/29
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