新・ジャンル別洋書ベスト500プラス
新・ジャンル別洋書ベスト500プラス / 感想・レビュー
Inzaghico (Etsuko Oshita)
自分がよく読むジャンルをしっかりと読んだが、新旧バランスよく目配りが効いていて、感嘆した。おまけに、前作で取り上げた作品も再録しているばかりか、各ジャンルの著名な賞の受賞作品一覧も記載されている。リストや紹介を見ると、日本は翻訳大国だな、と思う。ミステリのエドガー賞は1954年から全作邦訳があるのに驚く。また、ラブロマンスのカテゴリーもあなどれない。ラブロマンス・ミニ辞典というセクションで用語を説明しているのも親切だ。ニック・ホーンビーの『ハイ・フィデルティ』もラブロマンスになるのかとちょっと意外だった。
2022/10/17
タイコウチ
2013年の「洋書ベスト500」に少しアップデートが加わったものかと思ったら、ほぼ全面的に選書から改められていて、この10年ほどの新作も大量に紹介されている(例えば前回のElizabeth Strout「Olive Kitteridge」に代わり、今回は「Olive, Again」が選ばれている)。そんな書き下ろしの500冊に、さらに400冊余りのショートリストもあり、作品の背景を含めて的確でそそる紹介文のうまさは言うまでもなく、読書量に圧倒される。個人的に渡辺さんのブログは洋書選びに必須の羅針盤である。
2022/09/30
にゃーごん
この膨大な量のまとめは凄い。お疲れ様です、そしてありがとうございます。ジャンル別にまとめられていて、読みやすさレベルやトピックも記載されているので目当ての本を探しやすい。さっそくブラックフライデーのセール狙いの本をいくつかピックアップ。しかし選んだ本のほとんどは邦訳が出ている模様。すごいな〜。
2022/11/18
skr-shower
膨大!なリストで圧倒される。やはり読むべきは古典なのか。“ATWOOD”が入っているあたり新しいリストアップだなと感じる。和訳でもスラスラ読めない本が多いから、知ってるSFから攻めるか児童書からいくか…
2023/02/18
たおみ
TOEICの参考書を買いに紀伊国屋書店へ行った時に、たまたま出会った一冊。 自学教材の参考にできるかなと思って読んでみた。 …んだけど、単純に気になる小説が盛りだくさんだった。 趣味用として普通に翻訳本で読みたいものがたくさんで誘惑されまくり。 なので、洋書を選ぶという趣旨からは外れてしまったけど、興味深くはあった。 また参考にしたいときに開いてみたい。 あと、コラム部分に有名な文学賞の説明があって、個人的にはそこが一番「へぇ」と思った部分だった。 ノーベル文学賞とか、ブッカー賞とか。
2023/08/16
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