恋のヒペリカムでは悲しみが続かない 上 (TO文庫)
恋のヒペリカムでは悲しみが続かない 上 (TO文庫) / 感想・レビュー
ami*15
二宮さんらしい痛々しくて鋭い表現から「本物の恋愛」とは何かを問われる。上巻の時点ではあまり好感が持てないキャラクターが多かったが、今作でクローズアップされた檜山のホスト時代の後悔のエピソードにはなんだか胸にグッとくるものがあった。女性を「遊び道具」としか思っていない男とはいくらイケメンだとしても絶対付き合いたくない。また後半で描かれた篠田&谷堂が向き合っている一組の男女の恋愛相談。「付き合うこととは何か」という深い悩みを正反対な2人はどう答えを出すのかとても興味がある。という訳で早速下巻を読み始めました。
2019/10/13
Junichi Yamaguchi
『人はみんな自分の恋を特別だと思いたがる』… 恋の病の治療薬的な作品なのかな? 気になる謎と彼等の行く末に期待して(下巻へ)。。
2019/11/07
虚と紅羽
まとめた感想は下巻で。 上下巻で2話ずつくらいで進むのかな〜と思ったらまさかの3話。1人1人設定が作り込まれていて濃厚。 『全ての恋する人に、幸あれ』だなんて、読めば読むほど恋に苦しんだ人にとっての救済の場所であればいいと思えてくる。 続けて下巻へ。
2019/10/21
assam2005
ホストの様なイケメンが、幸せになりたいと願う人たちの悩みを聞き、一緒に考え、答えを探してくれる社交クラブ「ヒペリカム」。イケメンが苦手な女性、ホストクラブで散財することに快感を持つ女性、自分とは正反対の異性に惹かれた女性、サエない自分にアタックしてくる異性に戸惑う男性。イケメンたちも完璧ではなく、だからこそ悩みを持つ人たちの痛みに共鳴し、「幸せ探し」に手を取り合う。自分自身の、見たくないところを直視し、全てを受け入れるって実は難しいものなのか。自分と同じ目線で悩むイケメンが「同類」に見えてくるのも不思議。
2019/10/10
なな
二宮さん、初読みでした。タイトルのヒペリカムを知らなくて調べてみたら表紙イラストのお花でした。おしゃべりなイケメンはあまり好きではないのですが、檜山さんはあまり別世界の人間だとは感じず、人間くささを持っている人だと思い、嫌悪感は抱きませんでした。共感はできませんが。洋館は異空間のようで、迷い込んでみたいです。カップルの行く末が気になるので、近いうちに下巻に進みます。
2020/02/14
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