恋のヒペリカムでは悲しみが続かない 下 (TO文庫)
恋のヒペリカムでは悲しみが続かない 下 (TO文庫) / 感想・レビュー
yukision
下巻は「クラブ ヒペリカム」のオーナー、春日部さんのお話がメイン。ほぼホストとか関係ない話になっているが、全体的に温かく優しい話だった。檜山君の今後が気になる。
2021/01/14
Junichi Yamaguchi
『誰かにとって簡単なことが、他の誰かにとってもそうだと限らない』… 「悲しみを終える」ことは、1人よりも誰かと一緒の方が少しは早くなるのかもしれない。 その過程で、人生の美しさに気が付けたなら、そんなに素晴らしいことはない。。
2019/11/10
shoko
下巻も優しさでいっぱいでしたが、ヒペリカムに来るお客様とのエピソードからそれぞれの人物たちの過去を知る、ような展開を期待していました。そうなればもっとながくつづけられるのに。
2020/10/23
なな
上巻からの続き、八坂と赤松の結末にはキュンとしました。メインは春日部さんの恋物語。イタリア、ベネチアの情景を思い浮かべなから読み進めました。少女ルチアがとても可愛らしい。好きな人を思いやること、結婚して一緒にいることだけが幸せとは限らない。春日部さんの選択には納得できましたが、辛く切ない感情が溢れてきました。現在に至る結末に心があたたかくなりました。檜山、谷堂、篠田の3人もとても魅力的でした。ヒペリカムに迷い込んで話しを聞いてほしいです。
2020/04/14
assam2005
好きな人と一緒に過ごし、一緒に歩むだけが「幸せ」ではない。長い年月を経て「幸せ」だと思えるのは、こういう時なのかもしれない。ただ甘いだけではなく、ちょっとほろ苦く、切ない思い。それを乗り越えたからこそ見えた「幸せ」。私はまたこの心境に至れるほど熟練してはいないので実感したことはありませんが、この心穏やかな気持ちはちょっと憧れてしまうかも。「好きな人の足枷になりたくない」という思いから選択した結果がそれぞれ違うことが引っかかった。結局、幸せって自分の置かれた状況に納得できるか否かで決まるのかな。
2019/10/12
感想・レビューをもっと見る