夫婦善哉
夫婦善哉 / 感想・レビュー
みどり
夫婦は、血縁関係がないけれど多くの時間を共に過ごす。その長い間に多くの方を乗り越えることになる。蝶子の人生は波乱万丈としか言いようのないものだったと思う。芸者の道からバツイチ子持ち、度々放蕩する男と結婚。義父になんとか認めてもらいたいという気持ちで色々な商売に手を出し奮闘している。最初から最後まで夫の柳吉はどうしようもない男だったのだけれど、終盤2人で夫婦善哉を食べに行ったときの蝶子の「一人より女夫(めおと)の方がええいうことでっしゃろ」という一言に全てが尽きる気がする。まだわたしは未婚だけれど。
2017/01/02
Tomo I
Audibleにて。タイトルはよく聞くが、内容を把握したのはこれが初めて。正直、なぜ名作扱いされてるのか分からないほどのダメンズウォーカーぶりに苛々させられたのも事実だけど、最後の最後でほっこりさせられて、そのギャップが理由か、と思った。
2016/09/29
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