「シェア」の思想/または愛と制度と空間の関係 (LIXIL出版)
「シェア」の思想/または愛と制度と空間の関係 (LIXIL出版) / 感想・レビュー
hobby no book
建築や空間デザイン的なものには興味があるのだけれど、どうもシェアというのにはあまり惹かれないし可能性も感じられない。ゆるいつながりというか、ハウスやカーのシェアのようなものだと、どうしても表層的というか、深入りはしづらいと思うので、思考する際にどこまで本気で向き合うというか、付き合えばいいのか、いまいち距離感がつかみづらくて、こうした論考を読んでいても、どうも薄く感じてしまう傾向がある。こういう感覚は「ワークショップ」的なものにも強く感じるな……。
2016/01/05
motoki fujitani
広く「シェア」を捉え、ネットワークや構造といったワードも出て来たように、概念的に再考しなおしていたため、学際的な書であり、楽しめた。403のマテリアルを地域や建物のコンテクストとつなげ、展開している事業は地方都市での可能性を感じ、非常に興味深かった。また、連氏の受注形態を抜け出さなければならないという目指すものはとても共感でき、今後の動向にも注目したい。やはりネットワーク世代の創り出す思想は上の世代よりも共感出来るものが多く、面白い。
2016/07/09
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