私の「ニューヨーカー」グラフィティ
私の「ニューヨーカー」グラフィティ / 感想・レビュー
Happy Dragon 🐉
(^_^)v 雑誌ニューヨーカーの愛読者である著者のニューヨークのまつわるエッセイ。これほどまでに雑誌を好きな人がいるんだなぁと言うのが最初の感想。そして、ニューヨークの街を散策する著者は、雑誌同様にニューヨークにも魅せられた一人なんだろう。色々な人のニューヨークにまつわる書籍を読んでいる。十人十色でそれぞれのニューヨークが伝わってくる。それだけ、なんの偏見もなく、誰もを受け入れてくれるのがニューヨークなんだろうと、勝手に思えてしまう。この本もニューヨークの街に魅力される一冊です。 ありがとう! 感謝!
2022/06/21
Satoru Moriaki
一度でもニューヨークを訪れたことのある人には凄く印象深い一冊になるのでは。もうニューヨークを訪れることのできない(これは著者の病状のゆえ?)現実を受け入れつつも著者は日本の書店で購入するニューヨーカー最新号を手にとり、その雑誌を通じて遠いニューヨークを知り、思いを馳せる。読み進めていくにつれ「もう訪れることのない」という表現の登場頻度が高くなる、非常に寂寞とした枯れた印象を感じさせつつも、静かに記憶をたどることの豊かさを知る。まだまだ老いる前に旅に出ようと思った。
2018/10/30
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