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ダイバダッタ

ダイバダッタ

ダイバダッタ

作家
唐十郎
出版社
幻戯書房
発売日
2015-04-23
ISBN
9784864880688
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ダイバダッタ / 感想・レビュー

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Y2K☮

神田古本まつりで購入した小説&随筆集。表題作の発表が95年と知って納得した。白眉はやはり一人娘・大鶴美仁音による跋「父のこと」。薄々気づいていたことでも身近な人の言葉で伝えられると重みが違う。唐さんが抗っていたのは「老い」よりも「過去の自分」だった気がする。昔はできた、ならばいまも同じようにできるはずと。凡人はもうムリと早々に頭だけで諦め、現状と折り合いを付ける。だがなまじできてしまう人だとやめられない。たとえ周囲に理不尽な忍耐を強いていても。天才ゆえの孤独と悲劇。それを身近な人が伝えるのも大事な使命だ。

2023/11/15

denden

唐節は不滅。95年から12年にかけて発表された、唐十郎の小説、随筆15編を集めた作品集に一人娘・大鶴美仁音さんの「父のこと」を併録した未発表作品集。どの小編にも唐節が散りばめられ、はっとする面白さが満載で、ファンならずとも楽しめる。ファンであるなら買うべし、読むべし。ファンでなくとも…

2015/06/17

2015年5月15日第1刷発行 著者:唐十郎 発行者:田尻勉 発行所:幻戯書房 収録:ダイバダッタ、閉所快楽症、階段、ぼやき、宿なし、メダカ、ガラスの胎、馬小屋、わが街わが友、紫の煙、昔の水、五十秒の変身、唾おじさん、あの道に立つ「おばさん」、澁澤龍彦さんの思い出 大鶴美仁音:父のこと 印刷・製本:中央精版印刷株式会社 定価:本体2500円+税

2024/11/16

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