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翻訳出版編集後記

翻訳出版編集後記

翻訳出版編集後記

作家
常盤新平
出版社
幻戯書房
発売日
2016-05-26
ISBN
9784864880985
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翻訳出版編集後記 / 感想・レビュー

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starbro

常盤新平をかなり久しぶりに読みました。常盤新平と言えば、アーウイン・ショーの都会的な小説の翻訳者というイメージが強いですが、本書はそれ以前の自伝的エッセイでした。著者は翻訳小説の黎明期にかなり苦労されたようです。全く知りませんでしたが、早川書房に10年も在籍していたんですね。「プレイボーイ」に対抗する雑誌「ホリディ」を企画し、1号で廃刊にした辛い過去もあったなんて、大変不思議です。雑誌名からしても、売れない気がしますが(笑)

2016/07/11

kokada_jnet

1967年、早川清社長とNYに行き、コロンビア大学の学生だった早川浩現社長と、現地の出版関係者とあってきた話が面白いな。エース・ブックスの女性担当者が「すごいつけまつげで厚化粧」。「粗末な本を出している格下の出版社だけれど、立派なビルの中にあった」とか。

2016/06/01

kokada_jnet

しかし本全体としては、あまり面白くない。この人のエッセイの文体が苦手。

2016/06/15

スターライト

常盤新平氏が、早川書房にいた1959年からの10年間の翻訳出版に関するエピソードを語った書。入社のいきさつや版権をめぐる争奪戦、海外作品に対する自らの評価など興味深い内容で、あっという間に読み終えた。文章から感じられるのは、驚くほどの常盤氏の自己評価の低さだ。それはおそらく1号出しただけで廃刊になった雑誌「ホリデイ」のことが、記憶から拭い去れないからかもしれない。自分が先輩諸氏から受けた世話を、後輩に対して自ら実践していたことがわかる宮田昇氏の「後記」を読んで、胸が熱くなった。

2016/08/24

てつや

翻訳小説の黎明期の状況がぐんぐんと立ち上がってくるのが、実に面白かった☆ できれば、もうちょっと長いスパンで、読みたいかなって思いました。 

2016/08/22

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