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仰臥漫録: 附・早坂暁「子規とその妹、正岡律」

仰臥漫録: 附・早坂暁「子規とその妹、正岡律」

仰臥漫録: 附・早坂暁「子規とその妹、正岡律」

作家
正岡子規
早坂 暁
出版社
幻戯書房
発売日
2017-05-24
ISBN
9784864881227
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仰臥漫録: 附・早坂暁「子規とその妹、正岡律」 / 感想・レビュー

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妹の律さんの存在感が際立つ一作だった。治る見込みのない病、常に襲いかかる激痛に日々苛まれ、それでも病床で作品を生み出し日記を書き続けた正岡子規の精神力に圧倒される。その姿を律さんはどんな思いで見つめ、支えていたのだろう。私には想像もできない。

2024/11/10

niki

寝返りも打てない子規が毎日もりもり食べていることに驚く。 あまりの苦しさに「どうしよう どうしよう」と叫ぶ子規に息が詰まる。 読み切れるか自信がなかったが早坂暁さんの解説のおかげで完読。 子規よりも気になったのは子規の看護をした妹「律」。食事に包帯の交換に下の世話は勿論、子規の視界を考えながら庭も作ったのだろう。 子規が律に対して特に感謝している様子はない。 病人は日々衰弱し毎日包帯を交換する度に絶叫する。治ることはないとわかっている。律は何を支えに子規と向き合うことができたのだろう。

2022/06/25

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