神さまがぼやく夜 (ヴィレッジブックス F リ 8-1)
神さまがぼやく夜 (ヴィレッジブックス F リ 8-1) / 感想・レビュー
mocha
神がちょっと(100年くらい)目をはなした間に、下界はすっかり変わってしまった。天国の雑務をほったらかして、人間界でリサーチ(主にナンパ)に励むが、頭の中はますます迷宮へ。宗教的によく横やりが入らなかったなぁと感心する。聖母マリアや悪魔の人間臭いこと!大いなるだぼら小説だが、考えさせられることも多い。連日の暑さは、神のイライラのせいかもしれない。もっと感謝して生きよう。
2015/08/10
しゃお
神さまが自身を取り巻く現状に満足できなくなり、女を求めて下界に降りるのだけれど、果たして女性との触れ合いはうまくいかない。何故なのかを考えるうちに辿り着くのは自分自身。その着地点に至るまでは、リューインらしく現代社会や人間そのものに対するピリリとした風刺がスパイスされているのですが、その中にユーモアが溢れていて実に楽しかったです。人は神さまが自身を写したもの。という事は神さまも実に人間的なんですね~。
2015/02/02
わたなべよしお
リューインのユーモア系は読んだことがなかったけど、さすがというべきか、十分楽しめた。現代人、社会に対する風刺、諫言として読むこともできるけど、そんなことより、単純に楽しめる。
2015/01/24
けいちゃっぷ
リューインがSFを書いたのか、と驚いた。 神さまが久しぶりに下界に降りて女をナンパしようとするのだが、摩訶不思議な女というものに翻弄されてしまう。 神さまの目を通じて人間とは何かと問うている感じだし、神さまの成長物語のようでもあるが、面白かったかどうかと聞かれれば、キリスト教徒ではないので微妙なところですな。 401ページ
2016/10/04
ハスゴン
やはり、悩みは神様にもあるんだと面白く読みました。
2015/05/11
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