子規的病牀批評序説
子規的病牀批評序説 / 感想・レビュー
たぬき
構成の妙もあり、フローベールとは違うやり方で雑についた作家である安吾や、富永仲基とのすれ違いに触れた文章が特に面白く読めた。論自体全然踏み込みされていないのは惜しまれるが、歳を経て、病床にあって、不完全なものを肯定し続けた健康な作家についてのエッセイを含めて本が編まれるというのは。著者は文章がどへたくそな彼らをどう肯定できるだろうか。。今後に期待。
2022/05/08
兵頭 浩佑
これを読まない/読めないというのであれば、文"学"などと殊更に無理をしなくてもいい。向いていない以上に、そもそもあなたとは何の関係もないのだし、きっとこれからも何ら関係なさそう。という人、お茶しましょう。厄介な事になりました。おそらくかなりやられてます。
2022/04/17
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