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好日日記―季節のように生きる

好日日記―季節のように生きる

好日日記―季節のように生きる

作家
森下典子
出版社
パルコ
発売日
2018-10-07
ISBN
9784865062793
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好日日記―季節のように生きる / 感想・レビュー

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ぶち

『日日是好日』を読んで、どんな日であろうと毎日毎日を好日だと捉えることの大切さを教わりました。 この続編では、コロナ禍の時代にどう気持ちを落ち着かせればいいいのかを、教わったように思います。人生の悩み、暮らしていく上での疲れに雁字搦めになっていても、すなおに"季節の中にいれば、それでいい"。あくせくしなくても、季節は廻っていくんです。ゆったりと、季節の微妙な移り変わりを感じ取れば、ゆったりと幸せな気持ちになれるのだと。森下さん自身による挿絵も暖かみを感じ、見入ってしまいます。

2021/02/20

のぶ

「日日是好日」も良かったけれど、この本も劣らず良かった。もう40年も茶道を続けている森下さんが、お茶を通じて1年を綴ったもの。「日日是好日」は茶道を始めて初心者、中級者としての視点から、いろいろ感じるところを書かれていたが、本書は年齢を重ね落ち着きを感じる。章のタイトルが二十四節気になっているところが、とても気に入った。日頃聞くこれらの言葉が、茶道と絡むとこれ程深くなるのかという事を思わせてくれたし、それを通じて自分と向き合う姿は素晴らしい。読んでいてとにかく心の落ち着く一冊。

2018/11/18

ちゃちゃ

お茶を通して四季折々の自然を愛でながら生きる。なんと豊かで贅沢な暮らし方だろう。一年二十四節気、移ろう季節を映し出す森下さんの筆致にはしみじみと季節を味わう悦びに満ちている。20歳で稽古に通い始めて40年以上。公私ともに揺れ動く彼女の人生には、いつもお茶という伴奏者がいた。庭の草木、つくばいの水音、床の間の掛け軸、花、茶器、和菓子…。四季の変化は古来無常の世を私たちに静かに告げ、今この一瞬を生きることの意味を伝える。「習っているのは、技術ではなく、道を進むことだ」終わりのない修練の道を歩くことも亦楽しい。

2018/11/18

Gotoran

『日日是好日』の続編。二十四節気に沿って著者の内なる自己と向き合う心の旅を共に味あわせて頂いた。巡りゆく四季に添えて挿入してある著者自身による茶器やお菓子のイラストに目が留まり、読み手の心を和ませてくれる。まるで情感豊かな絵巻物を鑑賞しているかのようなしっとりした読後感。そっと手元に置いておきたい書籍のひとつ。古から我々は季節に寄り添いながら暮し、繊細な感覚での四季折々の豊かな行事ヤ花鳥風月を愛でるなどの四季の風情を重んじるというアイデンティティを持っている。いつまでも大切にしたいものだ。

2019/05/09

つっちー

「日日是好日」が良かったので、こちらも読んでみた。 「日日是好日」が25年間をグッと圧縮したエッセイだったので、こちらは少しあっさりした印象です。 ただ、季節の移り変わりは、より濃密に感じられました。 個人的には、お菓子の取り方にも、最後にとる人への心遣いがあることに感動しました。 「日日是好日」よりもエッセイって感じがします。

2019/05/27

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