デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックスがマジで最高だった頃
デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックスがマジで最高だった頃 / 感想・レビュー
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架空のバンド、デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックス。関係者へのインタビュー形式で天賦の才に恵まれたデイジーとビルの煌めき、葛藤、衝突が目まぐるしくも鮮烈に繰り出され、感情に訴えかけてくる。メンバー達の証言もまた複雑な心境を行ったり来たり、温度もそれぞれなのが奥行きになって良い。すべてを曝け出し、エネルギーに変えるパフォーマンスは圧巻。発散される熱気と後の虚脱感は振り返るとどこか甘やかですらあり、青春の火花と終わりまで寄り添ってくれる。ビルの妻カミラの人生何周目感がすごい。
2023/03/30
みかん
架空のバンド、デイジー・ジョーンズ・アンド・シックス。デイジーとその関係者へのインタビュー形式での物語。とにかくカッコよかった!70年代のロス、それこそセックス・ドラッグ&ロックンロールを華麗に駆け抜けていくリアルを語っていくフィクション。
2023/05/03
鹿ノ子
マジで最高!
2023/05/23
とんとん
バンドの栄枯盛衰ものだと思って読んでいたらなんとシスターフッドの物語だったという。348ページのカミラの言葉が胸に来る。
2021/12/31
拡がる読書会@大阪
当時は音楽業界はまだまだ男社会。女性にとっては難しい環境でもあるのですが、物語に出てくる女性たちは強く生きています。 才能に人間性が追いついていないデイジー。 男社会の一員として立場を確立しているキャリア思考のカレン。 妻として母としての役目を成し遂げるカミラ。 フェミニズムな話ではないのですが、三者三様の生き方がインタビューから覗き見ることが出来ます。 https://note.com/sharebookworld/n/n8edd9a76f1a2
2023/05/15
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