主夫になろうよ!
主夫になろうよ! / 感想・レビュー
s-kozy
今年の2月に50歳になった兼業主夫作家による本書、図書館で目に止まり借りてみました。奥さんは小学校の教員で19歳と11歳になる息子さんがいるそうです。「主夫のお悩み」と代されたQ&Aや過去に北海道新聞(作者は北大卒)に連載された「主夫のつぶやき」というコラム、二つの対談などで構成された本書は「家事や家庭生活を"新たな目"で見られるようになり、その変化によって、社会が変わっていく契機にしたい」という編集者の依頼により編まれたものです。作者を子育ての先輩と見立てて、読むこともでき、読むことができて幸いでした。
2015/03/20
007
★★★★☆ 「おれのおばさん」シリーズの著者のエッセイ。奥さんが小学校の先生で息子が二人。とても自然体で家事育児をこなしていてステキだなぁと思った。こんな旦那さんだったら奥さんも安心して仕事に集中できるわぁ。男が家庭に入ることはあまり現実的ではないけれど、ちょっと茶碗を洗ってくれるだけでも助かるんだよね(精神的にも)。共感できる事も多く楽しかった。今まで著者のイメージはトヨエツだったのに、作中の写真をみたらアンタッチャブルの山崎似だった(汗)でも頼りがいがありそうで良いです。
2015/03/24
とよぽん
講演もされている佐川さん、名前だけは知っていた。仕事帰りに図書館で見かけて、一気に読んだ。なんて懐の大きい人なのだろう。奥様の乃里子さん、乃里子さんのご両親も素敵だ。人の生き方に干渉せず、見守る温かい家族。家庭における男女の役割分担という固定観念を超越した、皆が人として生き生きと暮らせる佐川家。一読してファンになった。
2018/08/21
おれんじぺこ♪(16年生)
佐川さんのエッセーでした。主夫だったのね知らなかった。家事や家族に対する意識がとてもポジティブな人です。主婦として背筋が伸びる思いで読みました。
2015/11/06
suite
「主夫」といっても、佐川さんは専業でなく兼業。男性も女性も、仕事を持ち、家事もやり、協力して家庭を作ればいい、というお考えだ。そういうのいいな。男性も女性も、「男性(女性)だから~せねばならない」に捉われずに、できる方ができることを、自分に適した割合でやればいい、という肩の力の適度に抜けた感じ。家庭観・子育て観共に、家庭の構成員の誰にも無理のかからないもので、相互理解と納得に基づいていた。子どもはのんびり、もいいし、佐川さんのご両親も奥様(小学校教諭、超多忙)のご両親も、夫妻のやり方に理解があるのもいい。
2015/12/27
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